炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

ハードを生かした新しいカービィ 星のカービィ トリプルデラックス レビュー

スポンサーリンク

映画館に行こうとして結局断念した今日この頃
インフルエンザは無事治り腰痛もまあ消えたかなといった感じです
つか今映画見に行くとしたら見るのはまあ今話題の「アナと雪の女王」なんですが
あれって私のような人が見ても楽しめるんですかね?
今日は家から出るのがめんどくさいのもあって断念してしまいましたがどうしようか悩んでいます

さて予告通りレビューしきます
今回レビューするのは「星のカービィ トリプルデラックス」




このゲームは1月に発売された「星のカービィ」シリーズの最新作
初報から僅か3ヶ月というスピードで発売されましたね
現在もランキングに残っており売り上げ自体は中々好調のようです

総プレイ時間は14時間29分
一応真格闘以外は全部クリアしたいます
真格闘はラストまでいって負けてからしばらくやっていなんですねー
まあ長さ的にはこんなものかなと言う印象
面自体は前作より少なくなっていますが代わりにコースの濃さが増しているので総ボリュームは大して代わらないと思います
まあそれでももうちょいボリュームあってもよかったとは思いますけどね

※以下ネタバレ注意


・オリジナルティ



まずなんといってもタイトルに3Dが付いているだけあって
存分に3Dを生かした仕掛け満載になっています
奥から障害物が飛んでくるなんてのは序の口で
ボスもほぼ全てのボスが奥からの攻撃を仕掛けてきます

ほんとにここまで3Dを生かした3DSタイトルは私がプレイしたソフトだと「スーパーマリオ3Dランド」以来で
3Dを生かしたタイトルを待っていた私はとても楽しめました
ほんと単純に3D生かしている度合いなら3Dランド以上ですね



また3Dの仕掛けでなく本体を傾けるジャイロセンサーも積極的に利用しており
正に3DSをフルで活用したゲームなんだなぁと感じました



まさかラスト手前でジャイロセンサーによりシューティングがあるとは思っていませんでしたけどねw
厳密に言うとラスボス戦でもジャイロセンサー生かしていますね



また今作の新要素として「ビックバンカービィ」というのがあるんですが
これは前作のスーパー能力に比べるとちょっと種類が無かったかなぁという印象
前作3個あったのに対し今作1つだけですからね
まあ爽快感では変わらないと思いますがもっと種類があってもよかったと思います
ただもちろんこの新要素もラストバトルで存分に生かされていのはよかったですね
詳しくは後述で

全体的に新しい仕掛けが多く前作が集大成だったのに対し
こちらは新しいカービィといった印象です
前作がはネタ切れ感を感じたという人の意見も聞いたので
これはかなりよかったのではないでしょうか?
少なくとも私は3DSのためのカービィという感じがしてかなり楽しめました

またミニゲームにも中々力が入っており
若干スパデラを意識しているのかな?とも思いました

評価 8/10点

・グラフィック

おそらく大半がWiiのを使いまわしているとは思いますが
携帯機としてみれば十分綺麗な部類に入るでしょう
前回の記事でも言いましたがこの手のアニメチックなグラフィックは3DSだとほんと生きるんですよね
3Dオン状態での見栄えは中々のものです
特に綺麗だと思ったのはラスボス第2形態戦最中ですね
あそこはほんと透き通ったような綺麗さでビックリしました
画像はまた後で貼ると思います

また終盤のムービーシーンは相変わらずやたらと気合が入っていましたw




Wiiの時も思いましたがカービィの魅力の1つはこういったストーリーにもあると思うので
そこら辺の演出は非常にしっかりはしていてよかったなーと思いますね
そんなに濃いストーリーなわけでもないですが
個人的に楽しみに出来るレベルではありますので

評価 7/10点


・音楽

これはもうほんとに素晴らしかった
どれだけ素晴らしかったというと私がクラニンでサントラを応募してしまうレベルで



前作のWiiの音楽の出来が素晴らしかったので今作も期待の半面
ハードルが高いんじゃないかなぁと思っていましたが
別にそんなことはなかったですね

好きな曲はステージ曲だと
月影の帝都 セクトラトア
浮遊大陸の花畑
奥のカガミで笑う影
辺りが好きですね

「浮遊大陸の花畑」はいつもの1面のような明るい曲で相変わらず気持ちのいい曲です
「奥のカガミで笑う影」はステージ自体ととてもあっていて相乗効果で印象に残る曲です
「月影の帝都セクトラニア」はいよいよ敵の居城に乗り込むって感じでテンションがあがりました

戦闘曲だと

とびだせ!奥へ手前へボスバトル
Dirty&Beauty
狂花水月
この星をかけた魂の戦い
辺りですかね

「とびだせ!奥へ手前へボスバトル」はジャズが入った曲調ですが相変わらずギャグとシリアスが入り混じるカービィらしい曲でした
「Dirty&Beauty」は最初に聞いて「ああ、今回のラスボス1形態戦はゆっくりで荘厳な感じか」→「!?」ってなりましたw
転調のギャップに惹かれる曲ですね
「この星をかけた魂の戦い」は「ヒーローとは遅れてやってくるもんなんだぜ」からの流れが最高ですね
単曲で聞いてもいい曲ですがあの流れからのこの曲はほんとすごく合ってました

でおそらく今作一番人気の「狂花水月
私もこの曲が一番好きですね
どことなくはかない感じのイントロからどんどん疾走感が増していって
サビはきらやかではかないってのは本当に感動します
ラスボス第2形態戦の曲なんですがラスボス戦にとにかくあっている曲なんですよ
正に月夜の決戦といった感じで
正直CROWNEDと並んだんじゃないかと今では思っています

これ以外だとボス戦前の「光無き暗雲」とかも好きですね
とにかくいい曲ばかりなので音楽目当てな人は絶対買って損は無いと思います

評価 10/10点

・快適さ

ロード自体は非常に短く全くストレスは感じませんでした
操作性には違和感もなく
ジャイロセンサーも特にやりにくくは無かったと思います

こういうところがしっかりしているのも相変わらずいい仕事しているなと思います

評価 10/10点


・面白さ

私はカービィの面白さはコピー能力による爽快感
面白い仕掛け
そしてラスボス等の敵によるシリアスなストーリーだと思っています

仕掛けについてはオリジナルィで説明してしまったので他を語りますね

コピー能力は「ビートル」「ベル」「サーカス」「スナイパー」が追加されましたが
サーカス以外はどれも強いコピーだったと思います
特にスナイパーは無敵状態があるので真格闘では重宝しました
まあ結局クリアできてないんですけどね

ビートルは空中の敵に大して非常に強かったです

で今回の敵の話について移りますが
今回はまずデデデがタランザという謎の敵にさらわれてしまった所から始まり
ストーリーが動くのがラストなのでそこまでプレイヤーはタランザがそのまま黒幕だと思って進むわけなんですが



タランザが操るデデデを倒すと
真の黒幕である「クィン・セクトニア」が姿を現します



「クィン・セクトニア」は巨大な鉢のような外見で妖精達を監獄に閉じ込めて国を支配していた
カービィでは珍しいポジションとなる正当なる悪といった感じでした
タランザの失敗を見ると無残に吹き飛ばしたり正に外道っといった感じでしたね



一度倒すとワールドツアーと一体化し計3連戦なのですが
中々に強い敵でした
何が強いかって2形態戦目は足場がどんどん無くなっていくのでまさかのラスボス戦で落下事故が起きるんですよね
まあ色々新しくてよかったと思いますが

2形態戦後もまだしぶとく生き残りますが



最終的にタランザとデデデの協力により「ビックバン」状態になったカービィによって倒されます

タランザはカービィシリーズでも珍しい敵→味方の流れでしたね
味方→敵ならいっぱいいるのにね
お前だよマホロアマルク

クィンセクトニアもストーリーを追うだけではただの悪役でおわってしまっていますが
真格闘での説明文やタランザの行動を考えるに
昔は普通だったのに何かによっておかしくなったというのが推測できます
おそらく今作でピックポイントされていた鏡の大迷宮の鏡が関係しているのでしょうが
ここら辺濃いのも相変わらずのカービィでファンとしては考えるのが楽しいです

評価 10/10点

・その他



カービィが慕われている理由って
スタッフがファンのことをよく理解している点にあると思うんですよ
今作もファンサービスが豊富で非常に楽しめました

例を挙げると
デデデの非常によい扱い
ストーリーでの活躍は勿論音ゲーや「デデデでゴー」などとプッシュされており
開発陣の愛を感じますね

またWiiで出てきた「ランディア」の絵を2面のボスの攻撃として出してくる等
過去作からのつながりが豊富でここら辺もほんとによくわかってるいなと思います
これだからカービィはやめられない!

評価 +1点


総合評価

全体的にハードを生かした作りに新しい仕掛け
そしてカービィらしいストーリーと音楽
過去作からのファンサービス等尽きるところ無くつめこまれており
カービィファンとしてはたまらない作品だった
この調子で開発陣には頑張っていってもらいたい

カービィ好きには勿論アクションズ好き、ゲーム音楽好きにもプレイしてもらいたい作品

評価 92/100点

総合評価の基準

90~100 神ゲー
80~90 良ゲー
70~80 凡以上良未満
60~70 凡ゲー
それ以下 糞ゲー 

※このレビューはあくまで主観です