炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

映画ドラえもん のび太の宝島を見てきた!

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最近、花粉のせいでいつも酷い鼻と喉が更に悪化してきました。

例年の事ではありますが、今年は外出しなければいけない機会が多いので

ウンザリしますね…。ほんとどうにかならないもんか。

 

さて、昨日「映画ドラえもん のび太の宝島」を無事公開初日に見てきました。

いつも通り、今回も感想を書いていきたいと思います。

 

今年の

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 ※以下ネタバレ注意

 

 

 

 

いやー、面白かったです。ごめんなさいPVでdisってて。

期待値を下げていたせいかもしれませんが、かなり楽しめました。

今回は、形式毎に訳て感想を語っていきます。 

予想をいい意味で裏切ってきたストーリー

今作、以前の記事で言っていたように

どことなく既視感のある感じを観る前に感じていて、

それがあまり期待値を挙げなかった理由でもあったんですが、

実際に見てみると、予想をいい意味で裏切るストーリーでした。

 

まず、予想以上にSFの要素が強い!

宝島という事から、想像するのはやはり島々をめぐる野望、

中世の南国のような世界観だと思うのですが、

今作は南海大冒険よりも更にSF要素マシマシでしたよ。

 

特に島に擬態して時、場所を移動する超巨大船ですよ!

こんな超ハイテクマシンが出てくるなんて「宝島」というタイトルから

想像できるでしょうか!?

僕はてっきり海賊同士の身内の対立あたりがテーマなんだろう、

と思っていただけにガチガチのマシンが大迫力で現れる

シーンには度肝を抜かれてしまいましたね。

最後の方なんて、宇宙に行こうとしていますし、

ラストの戦いはまさかのプログラミングですよw

 

何が凄いかというと、これらの要素を予告映像ではほぼ隠し通している事。

一応、シーンとしてはちらっと映っているんですが

それだけだと分かりにくいようになっているんですよね。

全体的に正統派海賊物にしか見えないようなPVから

まさかSF要素の強い作品が出てくるなんてなーって感じです。

 

話自体も規模が大きく、壮大な雰囲気も出していて

なおかつ、しっかりとまとまっていた印象を受けました。

かなりぎりぎりに詰め込んだ感はありましたが、

新ドラオリジナル作品の中ではよく出来ている方だと思います。

良い感じのキャラクター

今作はキャラクターも良かったと思います!

PVを見た時点だとこちらも何ともなぁ、と思っていたんですが

映画のメインキャラクター、どれもよくキャラが立っていました。

フロック、セーラ、クイズはいずれもシナリオ中

しっかり見せ場のある良キャラクターでしたし、

シルバーも悪役としては

丁寧に説明されていたので共感しやすいキャラクターでした。

 

ビビとガガに関しても、ギャグ要素は強いけれど

戦闘シーンに関しては普通にかっこよくて、

割と良いキャラクターでしたね。もう少し掘り下げて欲しかったけれど。

 

従来のメンバーも、今作は全員比較的見せ場があって満足です。

今回特に良かったと思ったのは、全員サポートに徹していた事か 、

最後のぶつかり合いをフロッグに譲った展開は

家族の問題は家族で解決しろ、というメッセージを感じて良かったと思います。

作風はギャグ寄

ドラえもんの映画って大まかに分類すると、

ギャグ寄りかシリアス寄りかだと思うんですが今作はギャグ寄りでした。

でも、話自体が稚拙かと言われるとそうではなく、

規模的には壮大でしっかりとした話ではありました。

 

ただ、あまりシリアスな雰囲気は強くなく、敵キャラクター自体の

ギャグ描写も強めで、 ギャグシーン自体も多いので

そこら辺は人を選ぶかもしれませんね。

個人的に、ギャグ寄りで気になった部分はいくつかあったけれど、(後述します)

話自体がしっかりしていたので3年前の某映画ほど

拒否反応は無かったです。というか、これが正しい意味での

子供向けなんじゃないでしょうかね。子供だましではなくね。

ちょっと気になった事。

このように、全体的に良い作品だったとは思うんですが

少し気になった事もいくつか。

まず、全体的に説明不足な気がしました。

海賊には、色々な事情がある人達が集まっているというのは分かりましたが

結局どういう集まりなのかはよく分かりませんでしたし、

シルバーの見た未来の話に関しても、何となく想像がつく程度で

はっきりと語られていないのもモヤモヤします。

最低限の所は語られているので、

作品として破綻しているわけではないですが

もう少し全体的に説明が欲しかったところ。

 

後もう一つ気になったのがギャグ描写。

前述の通り今作は全体的にギャグ寄りのシーンが多めなんですが、

終盤、エネルギーが持ち去れるそうで時間がないってシーンに

ドラえもんが唐突にクイズをからかうシーンなんかは

「ん?」って思いました。ギャグ描写自体が悪いわけではないですが、

シリアスなシーンとの区別はもう少しつけて欲しかったです。

 

その他雑記

・作画は懐かしい雰囲気でしたが、普通に綺麗ではありました。

・昨年に出てきた、極地探検スーツが一瞬だけ登場するファンサービス。

・久しぶりのミニドラ

・名刀電工丸、透明マント、救命いかだあたりが久しぶりに登場。

全体のまとめ

とにかく、予想をいい意味で裏切ってきた

壮大な規模のストーリー展開に驚かされた作品でした。

かといって大きな破綻もなく、それなりにまとまっており、

新ドラオリジナル作品の中でも満足度は高めの作品です。

もう一度見てもいいかな、と思えるくらい。

 

秘密道具博物館≧鉄人兵団≧新魔界大冒険≧宝島 New!=新日本誕生>>南極カチコチ大冒険≧大魔境>>奇跡の島=緑の巨人伝=恐竜≧宇宙開拓史>>>>人魚大海戦=宇宙英雄記 

 

評価としては、新日本誕生と同程度かな。

個人的にはここら辺の位置からお気に入りの作品なので、

今作はお気に入り作品ですね。新ドラオリジナルの中でも

秘密道具博物館の次に面白かったと思います。

最近は徐々にオリジナル作品の出来が上がってきていて嬉しい。

 

さて、来年は何なんでしょうか。

うさぎが餅つくような。平面の世界から水が落ちているような動画。

僕の記憶が正しい限り、あんな作品は旧ドラには無かったので

もしかするとまた新作なのかな?

後、おまけ映像の名前の所に、八鍬新之介監督の名前があったのにも注目。

もしかすると、八鍬氏初のオリジナル劇場版になる可能性…?

だとすると日本誕生を見ていた時から期待していた作品になるので、

かなり楽しみですね!

最近の流れにのってまた名作を出してきてくれると嬉しいです。