今日は祝日という事でお休みでした。最近思うんですけど、下手に連休が続くより一日仕事して休みの方が精神的に気楽なんですよね。
なんなんでしょうこれ?神経的な問題なんでしょうか。
さて、先日購入した「コーヒートーク」。
一周がものすごく短かった為、のんびりプレイしつつもサクッと二周プレイしちゃいました。まだ何か要素があるような気もするけれど、敢えてバットエンドを見に行くような気も起きないのでこれで終わりでいいかなぁ。
というわけでプレイ時間は二周しても10時間に満たない程度で非常に短いです。
パッケージ版は特典のサントラ含めてもやや割高に感じてしまったかなあ。
ヴァルハラ以上にダウンロード版前提のタイトルのような気がしました。という訳で、感想をまとめていきたいと思います。
基本的には「VA-11 Hall」のフォロワータイトル
発売前から明言されていた通り、本作は「VA-11 HALL-A」のフォロワータイトルです。
基本的に店で飲み物を作り、客に提供してストーリーを進めていくアドベンチャーゲーム。
バーかカフェかの違いはありますが、システム自体はほとんど変わりません。
なのでそう思って購入するのが良いかと思います。
ただ、全てが全く同じかと言われるとそうではなく、本作には本作の味があったのでそれを以下で紹介していこうと思います。
あちらに比べて落ち着いた雰囲気の一作
まず、今作は「VA-11 HALL-A」に比べて雰囲気がかなり落ち着いています。
扱っている題材の違いもそうですが、BGMもヒーリング的だし、過激な表現も少な目だし、派手な事件とかも起きません。
ここは根本的に舞台の差が大きいのではないかと思います。
VA-11 Hallがベネズエラであるのに対して、今作の製作の「Toge Pdroductions」はインドネシアを拠点にする会社であるみたいです。
そう考えると雰囲気の違いも納得できますね。個人的には本作の雰囲気のが落ち着いて好きでした。
多様性がテーマのストーリー
そんなやわらかい雰囲気が特徴の本作ですが 、ストーリーのテーマに関しては、しっかりした作りになっていました。
本作、舞台自体の世界観は現実設定とそう大きくは変わらないんですが、人間以外にも多種多様な生物が登場します。
エルフ、サキュバス、オーク、人魚、人狼などその種類は多岐に。
そして様々な個性や風習をもった彼らがの悩みや問題を、現代にありがちなの社会問題とも絡めて丁寧に描いていました。
ややこじんまりとしたテーマではありますが、個人的にファンタジーの世界観を取り入れて丁寧に「多様性」を描いた所は、非常に印象的でキャラクターにも愛着を持てましたよ。
作りが細かい飲み物づくりシステム
本作、飲み物づくりのシステムに関しては、「VA-11 HALL-A」より工夫されている印象でした。
というのも、基本的に材料を3つ選んで作るのですが、入れる順番によって出来る物が変わってくるんですよね。
適当に並べているだけだとそもそも名有りの飲み物にならなかったりと、色々と試行錯誤した末に完成させることが出来た時の喜びは中々です。
心落ち着くSE+BGM
本作、全体的にヒーリング効果が高い作品に感じました。特にBGMがその感じが強かったですね。
ユーチューブとかにある睡眠音楽とか、あの手の曲に似ているBGMが多くて、落ち着いた作風と共に非常に心に安らぎました。
また、地味に飲み物を入れるときのSEも気持ちよくて、とにかく癒し効果高かったです。
寝る前にプレイするゲームとしては最適に感じました。
全体的に薄さは否めない
と、色々な点でVA-11 HALL-Aとの差別化は図れていて、オリジナリティという意味では十分良かったんですが、やっぱりプレイ時間的に薄さは否めませんでした。
プレイしているのはゲーム内時間でもたったの2週間だし、キャラクターも全て描き切れているかと言われると少々微妙な所です。
ストーリーは終盤、やや動きがある物のインパクトは弱め。
全体的に裏で起こっていることなんかについてもそこまで、考察する要素も無くて、そこら辺は物足りなく感じました。
新聞記事の内容とかも風刺しているだけにとどまっているのはもったいない。
後、周回のメタネタ要素もはっきりと言及されないので、モヤモヤしてしまった。
総じてもうちょいストーリーが見たかったかなぁという印象です。キャラクターは良かっただけにね。
まとめ
と、こんな感じでした。
ゲーム内容的にやや物足りなさを感じてはしまいましたが、落ち着いた雰囲気でコーヒーを作っていく感じは何とも言えない安らぎを心にもたらしてくれたので良かったです。
こういう味のあるADVゲームはもっと出てきて欲しいなぁ。
「VA-11 HALL-A」ファンは勿論、のんびりとADVゲームをプレイしたいユーザーにも是非おススメしたいですね。