どうも、ば~んです。
6月から遊んでいた「真・女神転生Ⅴ Vengeance」。復讐の女神編の2週目を無事クリアし、復讐編での最強の敵まで撃破完了したということで、まあある程度遊びきったのかなと。(創成編は無印も1週半遊んでいるのでいいかなという心持。)
プレイ時間は、トータル100時間。無印5も100時間遊んだので、併せて200時間遊びました。いやー、よく遊んだわなと。
1周目で既に1つ記事をあげているので、今回はレビュー記事にしようかと思ったんですが、書いていてもう少しストーリー寄りに記事書いたほうが面白いかな?と思ったので、本ブログでは珍しくそっちに振った記事内容にしてみます。
※ネタバレ全開で行くので、未クリアの方はご注意ください!!
- 無印に比べると、周回してよかったと感じられるエンディング
- 終盤のボス演出が熱い
- ストーリーは薄いけど、メガテン3.5としてはありかも
- もう一歩ほしかったキャラクター面
- ストーリー分岐、周回をより楽しめるゲーム仕様にしてほしい
- まとめ
無印に比べると、周回してよかったと感じられるエンディング
まず、本作。2周遊んで良かったと思います。終盤でしか分岐が現れない故、周回のモチベーションを感じにくい仕様は相変わらずではあったものの、
本作のエンディングは2つで1つというか、片方があるからもう片方に価値を感じられるような仕様に感じたので、1周目クリア時に比べて多少納得感がありました。
特に、ヨーコルートの終わり方は、正直本編の流れをぶった切って終わる感じで単体だと???という感じが強かったんですが、
じゃあタオルートのほうが本質的な正解かといわれると、そういうわけでもないように感じられる匙加減がよかった。
こっちのほうは3の先生ルートに近いかなと思うんですけど、神によって定められた完全な理想の中で生き続けるというのは、果たして本当に正解なのか?という感じ。マンセマットがノータッチだったりする部分も含めて、完全なハッピーエンドみたいな描写で終わっているのが逆に不穏でもあり。
正直、復讐編にもニュートラルエンドは欲しかったですが、このどっちも正解ではない、自分の道を進んだ2人のヒロインどちらに付いていくかを迫ってくる仕様は嫌いではないなと。少なくとも、5に比べると選ぶ意義が増しているとは感じましたね。
まあ、おそらく開発陣的には5のストーリーは無印の真ニュートラルが一番の正規なんだろうなと。だから、復讐編はこういう形でどちらも正解で、正解じゃないような描き方にしたんじゃないかと思いました。
エンディング後にムービーが用意されているので、見る価値はあったかな。
終盤のボス演出が熱い
後、ストーリーでよいと思ったのは、ティアマト戦全般。ボスギミックも独特で面白いし、太古の神って感じの雰囲気のBGMも好きなんですが、ムービーシーンも熱くて良かった。アオガミと手を取るシーンいいよね。
5本編含めて、何かとスッキリしない展開が多く、モヤっとする中で、こういう盛り上がり所を作ってきてくれたのは純粋にうれしかった。ある意味カディシュトゥとちゃんと決着ついた所ともいえるので、ここに関しては満足度高かったです。
演出も併せて、もしかしてラスボス戦!?って思ってしまった。
ストーリーは薄いけど、メガテン3.5としてはありかも
じゃあストーリーは結局どうなのって話なんですが、やっぱり薄くはあると思う。ただ、舞台を踏まえた時に、メガテン3の実質的後継作として捉えるのであれば、アリかもとは思いました。
5の時点でそうではあったんですが、本作の世界観って3と同じか、かなり近い設定で描かれていると思うんですよ。Vengenceでは3の始まりの地でもある、新宿が舞台にもなっていて、おあつらえ向きにそういう設定セリフも用意されていました。
改めてそれを踏まえると、東京受胎の背景とかが描かれており、かつルシファーの目指した世界の先の物語が5本編ということであれば、一定の面白さはあるなという感じ。例えば、浅草のメルキセデクのクエストで示されているバアル、が誰なのかとかも考えられるのもいいよね。
ただ、そうなると3を遊ぶ前提となってしまうので、5自体の敷居は上がってしまうんですけどね。匂わせる程度で明示していないのは、それを懸念してということなのかなと。
もう一歩ほしかったキャラクター面
ここまで、ストーリーに関してはある程度、許容できる所が出てきたんですが、キャラクターに関しては、やっぱり不満が残ります。前回の記事でも書いたんですが、もう一歩足りない。
例えば、本作で追加されたヨーコは、とても面白いキャラではあると思うんですよ。5にいなかった、物事に対して率直な意見を語るタイプのキャラなので、語り手として、女神転生によくマッチしたキャラだと思います。クエスト終わりの反応とかも見ていて面白い。
ただ、やっぱりリリス関連の描写から急にラストに飛んでしまうのは、展開が飛んでる感じがして、惜しい。あれが彼女自身の結論になったというのであれば、それまでの過程をもう少し描く必要があったと思うんですよね。
他のキャラも、ユズルは見せ場がもう一か所でもあればよかったと思うし、ミヤズとコンスにももう少しいい所を見せてほしかったし、なんか足りないなーって思うことが多くて。
これが無印であればこんなものか、と思ったかもしれませんが、完全版として発売されているわけですからね。やっぱりもう少し欲しかったなというのが正直な所です。
ストーリー分岐、周回をより楽しめるゲーム仕様にしてほしい
後、もう一つ。ストーリーの明確な課題としては、やっぱりストーリーの分岐の所かと。無印からそうだったんですが、5は分岐するポイントがあまりに終盤すぎる!
至高天以降でしか、ストーリーに変化が出ないので、どうしてもモチベーションが上がりにくいんですよ。せっかくそれ以降の演出が作りこまれているのに、もったいない。
結局Vengeanceでもここの仕様に変化がなく、それゆえにストーリーに支障が出てる部分もあったので、次作以降はこの仕様はぜひ変えてほしいです。4のようにラスボスが変わるくらいの分岐はリソース的に難しいというのであれば、せめて3かSJくらいには途中から展開が変わってほしい。
やっぱり誰について、誰と物語を進んでいくのか、というのを選ぶのもメガテンの面白さの一つでもあると思うんですよ。次作ではぜひその要素を復活させてほしいですね。
まとめ
以上、感想でした。システム面に関しては特に触れていませんが、1回目の記事でも書いた通り、不満もありつつも、良いところも多かった。
2周してストーリーの多少見方が変わったのと、裏コンテンツの強敵との戦いでは、本作の悪魔特性システムの深さも学べたので、じっくり遊んで良かったと思います。5では探索面に広げた新鮮味、Vengeanceでは悪魔要素の拡張と、ストーリーの見せ方の強化という別のポイントが気に入ったので、遊び飽きる感覚もそこまではなかった。
後は、本作をベースに、よりメガテンらしい分岐要素が復活した新作を是非遊んでみたい。今回は実質3.5だったので、次はメガテン4&4FのHDリマスターの後に、4ベースの6なんて、どうですか、アトラスさん!