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【感想】Pokémon LEGENDS Z-A【レビュー】X・Yの物語を終わらせ、新たな始まりを描いた作品!

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どうも、ば~んです。


今回は「Pokémon LEGENDS Z-A」の感想記事です。

プレイ時間は40時間弱。ストーリーはメイン+クリア後のZAロワイヤル15戦までやり切ったので、ストーリー要素は全部見切れたのかなと。サブ要素に関しては、少し時間がかかりそうなものが終盤に激増してしまったので、6~7割程度のコンプで諦めてしまいました。

アルセウスほどではないですが、やりこみ要素もそれなりにはあったので、対戦まで始めると結構な時間は遊べそうな感覚はありますね。

のゲームのポイント!ポケットモンスターX・Yの5年後を描いたレジェンズシリーズ2作目。
・一つの街の中で完結する、新スタイルに挑戦した作品。
・X・Yに残された伏線も含めて回収し、ポケモン「Z」的な意味合いも強い。

 

ようやく表れたポケモンX・Yの後継作品

ポケットモンスターX・Y。2013年に3DSで発売されたあの作品は、色々と不遇な立ち位置にありました。


もともとストーリー要素として明らかに「Z」を用意したかったであろう内容だったのに、作品間隔としてそれを出すことが出来ず。伝説枠のジガルデも出すタイミングがなかったのかサンムーンで一時的に登場させるなど、飛ばされた感が強かったんですよね。


そんな中で10年以上を経て発売された本作は、X・Yの正当な後日談を描いた作品になっていました。後日談と言っても、キャラクターの多くは本作から登場するので、新規でも全然遊べるとは思います。ただ、細かい設定面などはX・Yからの流れをしっかり汲んでいるので、ファンとしては待望感がありました。

一つの物語の終わりと、新たな始まり

※ネタバレなので、隠します。

ネタバレ(クリック)

本作の物語、やっぱり印象に残ったのはAZとFのエピソード。X・Yの終盤でようやく明かされたAZの物語が、本作のエピソードでより主人公に近い形で掘り下げられていたのが良かった。


AZって設定面ポケモンとしてはかなり複雑なキャラクターなんですが、X・Y単体だと描写的にわかりにくい所も多かったと思ってます。本作はその設定面を軸に、ミアレに残されたモノの解決という話を作っていたので上手く展開したなという印象。MZ団という仲間内の視点から見るとまた別の人物像にも感じられました。

後はFの話も良かった。ポケモンだと彼のようなキャラクターは少し珍しいですかね、ある意味色々な悪役の形を模索していた6世代特有のキャラなのか。AZに続いて贖罪者としての立場が丁寧に描かれていたと感じました。


自分の取った行動は間違っているけど、目指したもの自体は間違っていなかったはず。だったら己がどのようにすることで世界を変えることが出来るのか、ということを考え続けるという贖罪のあり方は、ストーリーとして綺麗でお見事という感じ。彼との最終戦はそんな未来への旅路を歩み始める一戦という感じで、BGM・演出ともに本作で最も印象に残りました。今も変わらずに、メガギャラドスが切り札なのも良い。

 

まさかフラダリのBGMがあんな感動的でエモい曲になるなんて!

 

個の強いキャラクターを軸にミアレを描く物語

上記のネタバレ要素は抜きにして、ざっくりとストーリーに思ったことは、とにかくキャラクターが強かった!


元々、X・Yはかなりキャラクターが薄い作品だったので、その反動なのか?見た目も中身もパンチの強いキャラクターばかりで構成されていました。各キャラクター、専用バトルBGMまで用意されているし、とにかく豪華。

最終的な結末まで見ると、多様な人が活きるミアレの混沌を描きたかったんでしょうね。


その点は、既存キャラクターの登場のさせ方もうまかった。フレア団関連の設定をうまく生かして、キャラクターのその後を描いたのは、ミアレの混沌で多様な姿にうまく繋がっているように感じました。宗教問題とか、特殊な団体とか今の時勢を組んだテーマまで拾って仕上げているのはお見事。

 

X・Yを補完しながら、きちんとストーリー仕立てになっているのは上手い。

 

一つの街に焦点を絞ったゲームシステム

ゲームシステム面に目を向けると、やはり舞台をミアレシティに絞ったのは中々挑戦的だったのかなと。街の中に増えていくワイルドゾーンというポイントや、街自体が非常に広大、という所はあるものの、ポケモンとしては舞台の移り変わりがないのは初ですからね。


ただ、マップ構造が立体化した分、意外とマンネリを感じにくいのと、街の中にもダンジョンポイントが用意されていることで、なるべくRPG体験に近しいものが出来るような工夫はあり。序盤のチュートリアルさえ過ぎれば、自由に歩き回れるので、あまり閉塞感は感じないですし、屋根の間を飛び越えてマップを駆け抜けていくのは中々楽しかったです。


夜は夜でZAロワイヤルで別の体験が遊べるようになっているのも、工夫を感じました。不意打ちによる一撃撃破とか、そのためのステルス要素とか、今までにない立ち回りが求められるので、昼とは別の体験が楽しめるんですよ。これによって、ゲーム体験が単調にならず、上手く一つの街の中でゲームを成立させられていたのかなと。

総じて、賛否はありそうですが、個人的にはこれはこれでありだったかなって感じです。何よりミアレシティの規模の大きさがX・Yを遊んだ当時よりも、よりリアリティあるスケールで描かれている所には感慨深い所がありました。

卵の孵化作業で、無限にミアレシティを走り回っていたあの頃を思い出す。

 

課題は多いが、新たな一歩の戦闘システム

戦闘システムがリアルタイムになったのは本作の売りポイントだと思うんですが、個人的な感触としてはまずまず。試みとしては面白かったけど、ちょっと課題が多いかなと。そこは後述します。


良かったところとしては、バトルテンポが圧倒的に早くなったことと、本家ポケモンのシステムとは異なる技やポケモンの可能性が見えたことですね。身代わりが使い物にならなかったり、逆に影分身が強いポケモンなんて新しすぎる。レジェンズアルセウスでも同じような部分はありましたが、本作はより独自性が強かった。



暴走メガシンカ戦ではトレーナーの耐久が重要だったり、巧くポケモンの位置取り調整が出来ると相手の攻撃を回避出来たり、メガシンカの無敵化時間で技を透かせたり、この仕様大丈夫なの?と思ってしまう部分もあったものの、総じて新しい体験が出来たことは評価したいです。


後はやっぱりメガシンカはいいシステムだなって。テラスタルやダイマックスもそうなんですけど、相手の切り札ポケモンによるメガシンカ演出は最高に熱い!使い手のモーションとかも作りこまれているし、どのポケモンが切り札か、というのがメッセージ性にも繋がっている所があるので、盛り上がりという意味でも描写という意味でも質が高いです。

気になった点

戦闘システムについて感じる微妙な不快感

本作、戦闘システムの挑戦としては前述したとおり、好印象な所もあるんですが、一方で操作周りに不快感を感じる所がありました。

まず、ポケモンの位置取り調整の仕様が好きになれなかった。技を打つ際に位置取りを選択して打てるんですけど、操作性に直感性がないため、誤爆が多発するんですよ。位置取りが重要になるゲーム性ってそのキャラクターが思い通りに動かせないとストレスがたまりやすいので、もう少しポケモンの移動周りのシステムは快適にしてほしかった。

後は諸々の判定の仕様も気になった。例えば、ZAロワイヤルの仕様の部分。相手トレーナーの発見感知がポケモンでなくトレーナーになっているので、トレーナーが隠れてさえいればポケモンは正面から突っ込めるというのも、表現的に違和感あるし、ちょっと遊んでいてどうなの?と。

メガシンカでの無敵時間や、位置取りで攻撃が当たらないシーンなども含めて、仕様というか結果的にそうなっているだけ、と感じてしまうような微妙な判定が多く、バトルについてはまだまだ発展途上に感じます。

一部のストーリー設定がいまいち

散々言われていることなので、今更触れなくても、とは思いますが、ストーリーに関してはライバル枠のタウニー/ガイについての描写がいまいちでしたね。

キャラクターとして嫌いとまではいかないんですが、彼らが関わる所だけポイントごとにストーリーがいまいちになっているので、もう少し良い描き方が出来なかったかな?と。個人的にはお金周りの所よりも、最終戦の意味の無さの方が重症に感じてしまった。

裏ストーリーまで見て把握できる設定面とかは悪くないので、その要素は裏にせずに、もう少し表で描いても良かったのではないかと思いました。せっかく素材はいいだけに、それを活かせていないのがもったいない。

めんどくさい要素が多いサブ要素全般

サブ要素については、ある程度遊んだうえで感じたのが、少しめんどくさい要素を入れ過ぎでは?という点。いや、確かにサブ要素なのでやりこむべき要素なのだろうと思いはするんですが、育成ゲームのサブ要素として方向性はこれでいいのか?と感じてしまったんですよね。

具体的に言うと、特定のポケモンを連れてくる系のクエストが非常に多いです。それも高レベル帯のポケモンが必要になるので、その時点で手持ちにいなければかなり手間がかかってしまうんですよ。

やりこみ用としてはこれで良い、という意見もあるかもしれませんが、個人的にはこの仕様だと中々遊びきる気が起きず、諦めてしまいました。

まとめ

以上、感想でした。記事名通り、6世代に残されたモヤモヤを片付け、同時に新しさにも挑戦した作品という印象。

新要素にはまだまだ課題を多いとは思ったものの、6世代のポケモンをよく遊んだぼくとしては、10年越しに物語の先を丁寧な形で描いてくれたのは嬉しく感じました。新規ファンでも楽しめる内容だと思いますが、X・Yを遊んでいた人であればより楽しめるのではないかと。

12月には追加要素の「Z-A M次元ラッシュ」も登場するので、遊び次第また追記したいと思います!