どうも、ば~んです。
今回は「モンスターハンターストーリーズ3」の感想記事です。
プレイ時間はストーリークリアまでで50時間弱。クエストは8割近くは埋めてこれなので、クリアだけを目指すのであれば30~40時間くらいでも可能かもしれません。ただし、ラスボスが異様に強いので結局ある程度の強化時間が必要になるような気も。
- 大人向けに舵を切ったシリーズの3作目
- しゃべる主人公による、新たな表現で魅せるストーリー
- 力の入ったグラフィック表現
- より戦略的になった戦闘システム
- ストーリーとうまくかみ合った里孵しシステム
- 追加された新オトモンの魅力
- 気になった点
- まとめ
大人向けに舵を切ったシリーズの3作目
2016年、2021年、2026年と実に毎作品5年スパンで発売されているモンスターハンターストーリーズシリーズ。本作3は過去2作に比べても、かなり大人びた内容になっているのが特徴的な作品でした。

元々1→2でもだいぶJRPG的な変化を遂げていたんですが、本作はその路線を更に継承。世界観設定やキャラクターの等身をあげたことで、より本格路線のRPGに近い形になりました。一応、世界観設定は過去作と共有なのだと思いますが、2ほど繋がりは強くなく、本作から遊んでもさほど問題はないかなと。

ゲーム体験は2の延長線上という印象で、細かいシステムに変更が色々加わってはいますが、基本的には正統進化の形となっています。ただし、ハードの世代が1世代分上がったことも併せて、グラフィックや演出は大きく向上しました。
以下ではそんな本作のポイントを色々語っていきたいと思います。
しゃべる主人公による、新たな表現で魅せるストーリー
まず特筆すべき点として、今回のストーリーは主人公がしゃべります!ワイルズでもそうでしたが、キャラクリは自由だけど、キャラ付けは固定という形を採用しています。

これが中々良かったなという印象で、過去作に比べて主人公のキャラ表現の幅が広がっていました。1も2も主人公は基本的に物語の主人公、という形の表現にとどまっていましたが、今作の主人公はアズラル王国の王子・姫という1キャラクターという印象が強かった。

年齢もあり、既にある程度成熟したレンジャーとしての価値観を持っているので、過去作のような王道的な成長描写はあまりありません。ですが、自分の目的の芯がしっかりしていて、仲間想いな所もずっと一貫しているので、見ていて気持ちのいいキャラではありました。
だいぶ落ち着いたキャラだったので、ハマるキャラクリにするのが大変だった。
力の入ったグラフィック表現
ハードの進化に合わせて、グラフィック表現が過去作に比べて大きく向上したのも好印象です。ゲームハードの性能を1世代分進めただけはある進化で、フィールドもモンスターもかなり綺麗。本家モンハンとはまた違う、アニメーション的な美しさに進化していて見ごたえがありました。

フィールドの規模も過去最高レベルなので、好きなモンスターに乗って世界を飛び回るのが楽しかった。
また、ストーリーのムービーも非常にハイクオリティです。全体的には主人公の過去の回想シーンなども場面も多く、過去作に比べてもムービーのカットインは多かった印象。和製RPGにより近づいた形で、ある意味では賛否ありそうですが、見ごたえがあるという点においては良かったかなと。

後、主人公が活躍するシーンはプレイヤーが作ったモデリングのままに、力の入ったムービー演出が入るので、それを見る楽しさがあるのもgood!
より戦略的になった戦闘システム
戦闘システムは明確な進化を感じました。基本的な部位破壊やライドシステム、武器の使い分け、3すくみの関係はそのままですが、細部の仕様変化でより戦略的になっています。

一番大きい変化はスキルがスタミナ制になったこと。今までは絆ゲージを消費してスキルを使っていたのに対して、スタミナという新たな要素を消費して使う形式に代わりました。これが大きく戦闘の選択肢を広げてくれた印象で、大技を打つタイミングの調整や、敢えてスタミナを温存する選択など、新たな駆け引き要素が生まれました。

前作に引き続いてなのですが、今作も難易度がかなり高め。特に終盤のボスが非常に手ごわく、単純なレベル上げでは通用しない強さに感じました。
その分、上記に挙げたスタミナをいつ使うかの判断や、いつライドするか、絆技を撃って相手の大技をつぶすか、といった駆け引きを存分に楽しむことが出来て遊び応え抜群の内容でした。とりわけラスボス戦はそれらすべてを非常に高いレベルで求められる難易度なので、きつさは感じたものの倒したときの達成感はとても気持ち良かった!
設定に違わない、圧倒的な強さのラスボス!
ストーリーとうまくかみ合った里孵しシステム
そして、今作から導入された里孵しシステム。各所で卵から孵したオトモンを任意でマップに里孵しすることが出来るようになりました。同じエリアに里孵しを繰り返すことで、出現するオトモンのランクが上がっていくので、やりこむ場合は必然的に触れる要素になっています。

これ、単にシステムとして面白かったです。特定のオトモンは里孵しを繰り返すことで希少種や特殊個体が出来るようになっているし、最初は個体数が少ない種に繰り返すことで生態を拡大させているような楽しみもありました。

さらに良いのが、これが本作のレンジャーとしての設定ととてもマッチしていること!過酷な世界で絶滅危惧種になりつつあるモンスターを里孵しによって守っていく、生態系を助けていくという設定をしっかり踏襲しつつ、遊びとしても面白いシステムに仕上げているのはお見事といった所。
やりようによってはとんでもない魔境が誕生するのはご愛敬。
追加された新オトモンの魅力
後は、育成ゲームとしてはやはり、2から追加された新モンスターの魅力についても触れておきたく。

主にライズ、サンブレイク、ワイルズの3作品ですかね。ライズに関しては実は2より前なのですが、タイミングの問題もあるのか本作からの登場モンスターがかなり多めでした。マガイマガド、メルゼナ、アルシュベルドといった看板モンスターを筆頭に、色々なモンスターが登場しています。
看板モンスターは割と優遇気味で終盤に登場する強キャラ的なポジションが用意されており、かつオトモンとして使っても結構優秀なので、使うのが楽しい仕様で良かったです。ラスボス戦でもここら辺のオトモンは全員活躍してくれたので、最後まで使い倒してしまった。育成ゲームとしてこういう魅力ある看板モンスターを使える、というのはやはり良いなと感じる所。
気になった点
深みが足りないストーリー
本作、メインストーリーに関しては、少し微妙に感じました。
いや、悪くはなかったとは思うんです。部分部分は面白かったし、締め方も綺麗に感じました。方向性自体は3からかなりシリアスな方向に舵を切っていて、そこが悪いとは思いません。世界観とかもよく作りこまれてはいたと思う。

じゃあ何が微妙に感じたのかというと、深みが足りないのかなと。例えばビュリオンの行動に納得感を深めるための背景を道中でもっと描くとか、因縁の彼とのぶつかり合いをもう少し濃く描くとか。色々うまく描けば面白くなりそうだな、って所をあまりしっかり描かないまま進んでしまうので、浅く感じました。
せっかく国家間をテーマにしているのに、その部分の描写もずっと中途半端なままですし、これならもう少しシンプルに話作ったほうが良かったんじゃないかな。
ビュリオンの立ち位置が、ちょっと中途半端すぎた印象。
いまいち印象に残りづらいキャラクター
ストーリーに併せての所なのですが、キャラクターもあんまり印象に残らなかった。パーティーメンバーに関してはサブストーリーが用意されており、ある程度掘り下げられたからまだいいかなと思います。
ただ、今回は国家間や歴史、という大きなテーマを扱ったせいか、1や2のように各章ごとに特定のキャラクターにしっかり焦点を当てる王道的な構成ではなくなってしまっていました。
なので、それ以外のキャラクターに関してはもう少し見せ場が必要だったんではないでしょうか?何となくついてきているだけのハンターとか、やることなすこと考えなしの敵国メンバーとか、重要ポジションっぽいのにあんまりいいシーンの無い竜人とか。
みんな見せ場が無さ過ぎて、いまいち物語上のポジションにハマっていない。風呂敷を広げた分、一人ひとりの描写が薄味になってしまったのは、過去作がキャラの魅せ方が上手かっただけに余計に気になる所でした。
減少したゲームコンテンツ量
本作、やりこみ要素自体はそれなりにあるし、決してボリューム不足とは思わないのですが、前作よりもコンテンツの量が減ったことは若干気になりました。
前作であったオンライン関連の要素は全てオミットされていますし、単純にストーリークリアに要する時間自体も減っている印象です。まあ古代樹のような必要性の薄い要素がなくなったことは悪くはないのですが。全体的に規模が大きくなった分、量を削らざるを得なかったという感じでしょうかね。アップデートもあるので、もう少し広がりそうではありますが。
まとめ
以上、感想でした。
全体としては軸となるシステムを正統進化させつつも、過去作になかったコアな雰囲気を強めたという点で程よく挑戦もしており、良い作品だったかなと思います。特にバトル・育成がかなり楽しい作品だったので、結構やりこみながら遊んでしまった。
ただ、個人的には本作のストーリーは期待していたほどの内容ではなかった、という感想。部分的に良いところは多いと思うんですけどね、素材を活かしきれていなくてもったいないので、もう少し物語を美味しくする要素が欲しかった。
前作以前との繋がりも弱くなった影響で、シリーズに入りやすくなったのはメリットかなと思いますので、本作から遊んでも全然楽しめる内容になっているのは薦める視点では良いポイント。システムは高水準でまとまっているので、育成・バトルが好きな人にはおススメの一作!
