炎に煌めくゲームレビュー

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ゼノブレイド2クリア記事③ キャラクター編

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最近、独自のツールを導入してアクセスを調べているんですけど(アメブロのが嘘付くので)
ゼノブレイド2関係の記事は割と反響があって嬉しいですね。
まだ発売からそんなに経ってないしクリアしているブロガーさんも少ないからなのかな?
通常のアクセス数が一日60~70程度なんですが二倍くらい入っているようで。
長々と書いている文を読んでいただけるのは書き手としても嬉しいことです。

さて、では今回はゼノブレイド2のストーリーとキャラクター全般について取り扱います。
と言っても前々回の記事で終盤のストーリーについては触れてしまいましたし、
改めて全編触れるのも冗長過ぎるので、キャラクターメインに語っていきましょうかねぇ。
当然物語後半のネタバレも含むので要注意!


















ではまず、主人公パーティーから

・レックス

▼まず主人公のレックス。
彼については事前に高橋監督が言っていたのと大体同じだったかなという印象でした。
少年らしく子供ぽくて前向きな性格だけど、やや大人びている部分もあって
悪い意味でのガキっぽさはあまり感じませんでしたね。
敵も助けるし、言葉選びも直球だし、昨今珍しいくらいの王道主人公でした。
シュルクですらもう少しひねった部分があったと思うくらい。

彼はやっぱりただのサルページャーだったという設定が良かったですね。
世界を救う勇者でもなければ、高い戦闘技術を持っているわけでもなく
多少は動けるけど、基本は年相応の能力。
そんな平凡な人物が命を助けてくれた少女の為に巨悪と戦うというのは中々熱い感じで良かった。
声優の下野さんもすごいいい演技で、7話とか10話は最高でした。
やっぱり叫ぶシーンは良いよね。

しかし結局彼の眼の伏線は明かされませんでしたね。
セイリュウの過去もいまいちぼかされていましたし、またここら辺は
追加ストーリーか何かでやるのかな?
個人的には特に何の力もない少年主人公という部分が好きなので
あんまり設定を後付けして欲しくはないんですけど。

・セイリュウ

▼次にじっちゃん。
彼はレックスにアドバイスを与える年長者的なキャラクターでしたが、
いまいち掘り下げが足りていなかったような?

500年前の過去エピソードにも登場しないので
どうシンやヒカリと知り合いだったのかもよくわからなかったし、
何故レックスと共にサルページャー稼業をしていたのかもよく分かりませんでした。
良くも悪くも1話がピークだった感じはありますね。

彼もそうなんですがアデル関係は露骨にボカされている印象で少し物足りない。
出来ればDLC関係はここを掘り下げてほしいかなー。

・ホムラ&ヒカリ

▼次にメインヒロインのホムラ&ヒカリ。
まずホムラから。

ホムラは典型的な淑やか風なヒロインという印象でした。(の割に恰好は凄いけど)
ヒロインとしてはまあ良いのかもしれないけど、いまいち序盤は
知っている事を話してくれなかったのでそこら辺含めて
いまいち好きになりなかった部分もありましたね。

でも、後半になってくると芯の強い部分なんかも見えてきて、
しっかりとキャラクターが掴めたので最終的には好きになれましたね。
キズナトークなんかだと結構色々な一面が見えて面白い。
おとなしそうに見えて意外とノリのいい面なんかも持っているんですよね。


▼次にヒカリ。
ストレートなツンデレかと思いきや結構ネタ成分も強い御仁。
自分をちゃん付けで読んだり、寝相が悪かったり、
改めて公式サイトのドヤ顔を見ると笑ってしまう。

でも彼女に関しては出来ればもう少しストーリーに目立たせて欲しかった。
どちらかというと重要なシーンはほとんどホムラだった印象で、もう少し描写が欲しかったですね。
初登場シーンは凄くかっこいいし
キャラクターとしては僕はこっちの方が好きだったのでそこは少し残念でした。
まあキズナトークである程度補完はされていますけどね。


▼そしてネタバレですがプネウマ、もといホムリ(ヒカラ?)。
個人的に外見だとこの形態が一番好き。ポニテのフワッとした質感が良いし、
最初の覚醒シーンの時はかっこよさと可愛さを両立した
ベストなデザインだなーと感じました。
眼が割とキリっとしているのはヒカリ寄りですがその他はホムラ成分のが強いかな?
声のトーンは若干違う感じもしましたが。
出来ればこのキャラクターの全身一枚絵も欲しかった。設定資料集にもないし…。

とヒロイン3形態についてはこんな感じです。
まあやっぱりこれも声優さんが凄かったですね…。
180度くらい違うキャラクターの声を違和感なく演じ切っていますから。
下地紫野さん、最近ちょこちょこアニメで聞くなーくらいの認識だったんですけど
これは凄いわ…。

・ニア&ビャッコ

▼次に負けヒロイン仲間のニア。
彼女に関してはイーラの一員だというのが発売時まで隠されていたのが地味に凄かったですね。
僕はてっきり無力な一般人だけど、
レックスを支える友人枠なのかなと思っていたけど全然違いました。

まあニアに関しても7話のイベントがとても良かった。
唐突感はなくもなかったけど展開自体は盛り上がるし、
覚醒後に実際にブレイドとして使えるのも好き。強いしね。
独自の能力、独自の設定からパーティー内でもハナと同じくらい目立っていて
負けヒロインにしては優遇されていると思いました。
ブレイドの一枚絵は色々凄いんですけど、大丈夫なんですかあれ…。

ビャッコに関しては、まあ紳士でしたね。ネタ成分のある。
いいキャラだったとは思うんですけどニアがブレイド化した後
いまいち存在感がなくなってしまうのが残念。
設定上仕方ないんでしょうけど、活躍のシーンはあまり無かった印象です。


・トラ&ハナ

▼今作のノポン枠、トラ。
リキと比べてもかなり幼い感じですが、まあ常識人寄りではあったかな?
メイドネタにうるさい以外は普通な感じのキャラでした。
人口ブレイドを若くして完成させていたり、設定的には凄いんでしょうけど
どちらかというとハナの方が目立っていた印象です。


▼ハナはパーティー唯一の人口ブレイドという事から
とにかく目立ちまくっていたキャラでした。
やや世界観から浮いている故か飛んだり跳ねたりの大活躍シーンもあるし。
ブレイドメタに引っかからない独自の性質から活躍するシーンもあるし。
終盤のヒカリorホムラとの会話シーンも重要だしで大優遇キャラクターでしたね。

言ってしまえばクロスのリン枠みたいなもんですがリンと違って
キャラクター性にそんなに人を選ぶ所がないので割と好きにはなれました。
4話のキクとの対決の所の会話シーンも良いしね。
人間らしさのあるキャラクターだったと思います。

ちなみにJDはまだ解禁してないのではやく解禁したい…。
タイガータイガー難しすぎてあんまり使えてないんですよね。イージーモード早く…。

・ヴァンダム&スザク

▼今作のヴァンダムさん&スザク。
まさかの早期退場枠だとはね…。退場するとは予想されていましたが
あんなに早くとは思わなかった。悲しい。
でも彼は最後まで色々な事をレックスに教えて散っていったので
役割的にはかなり良いポジションだったと思います。
それにしても戦闘でほとんど使わないままだったなー。それが心残り。

スザクはクリスタルを開けるイベントくらいしか存在感はないけど
あのシーンはかなり印象的でした。
記憶がなくても前の所有者の意志を継ぐという感動の展開。
今作はクリスタル周りの設定がよく出来ていて、それをうまく活用していたと思います。

・メレフ&カグツチ

▼まあやっぱり味方になった帝国最強コンビ。
彼らのポジショニングには結構期待していたんですけどまあまあだったかなー。

メレフは何度も行く手を阻むって紹介されていましたけどだいぶ物分かりの良い御仁でしたね。
2話ではガッツリぶつかったけど、もうそこで仲間フラグを建てていたし。
仲間に入ってくれるとそれなりに頼もしいし、料理が出来なかったり
女扱いされないと怒ったり、色々複雑だけど良いキャラだと思いました。
でも、後半からは相手がチート過ぎて設定上の強さをあまり発揮できるシーンが
無かったのが少し残念です。幻影戦とかの演出はジーク共々好きなんですけどね。

カグツチは500年前組とも知り合いだったり
思っていたよりもだいぶ重要なキャラクターでした。
筆記によって記憶を再現したりするイベントは印象的ですし、
ホムラに向かって助言するシーンも好き。シンとの会話シーンも良かったですね。
でもこちらも、ヒカリが言っていたほどの強さが見れるシーンが
あまりなかったのが少し残念でした。

・ジーク&サイカ

▼メレフよりも加入が遅い(・B・)、もとい雷轟のジークさん。
発売前は散々ネタにされていたけどいざ発売されたら
亀ちゃんとしか呼ばれてないような?ギャグシーンのノリは結構好きでした。

彼に関しては良くも悪くも前半のノリの印象が強すぎて
後半が常識人過ぎて弱い印象。ルクスリアのイベントは割とサクッと終わってしまうし、
高い実力が発揮できているシーンもメレフ同様そこまでないのが少々残念。
専用戦闘BGMももっと流して欲しかった。

ただ、まあネタキャラに見えて実は高い実力を持っている王子という設定が
強いので印象に残るキャラクターではありました。
終盤もマルベーニ関連でやや存在感があるのでそこは良かったんじゃないかと思います。

キズナトークも中々印象的でグーラのを見る限り、彼も元々レックスと同じように
世界を救いたいという思いは持っていたけど、肩書や実力も役に立たなくて
一度は諦めてしまったようなんですよね。
だけど、レックスは実力も、肩書もないのにホムラの為、
世界の為に楽園に行こうとしていてそれ故に応援したい、見守りたいという思いで
仲間にいるんじゃないかと感じられました。そう考えると
中々よく出来ているキャラクターどは思います。

サイカは…
ごめんなさい、僕が設定を理解できていないせいでなんでゲンブと意思疎通が出来るのかわかりませんでした。
ルクスリア王家の何かでしたっけ?ここら辺説明覚えてないんですよね。
まあジークとのコンビは息もピッタリだし
お互い大切に思ってそうだし良いコンビだと思います。
でも個人的に眼鏡は隠したままの方が良かった。


パーティーキャラクターに関してはこんな感じでした。
どのキャラクターにも均等に出番があった、とは言えないけど
魅力的なパーティーに仕上がっていたとは思います。
実際僕はどのキャラクターも好きでした。

では後はパーティー以外のキャラクターに関してちょこちょこ語りますか。


・シン

▼形態変化後の姿が凄いFFっぽいシン。
彼は境遇が悲惨すぎるし、やっている事も許される事ではないという事も
自覚しているしでとにかく悲しい悪役だったという印象。
BGMも凄いもの悲しげな曲だったし。

しかし、まあ微粒子がうんたらの辺りはスーパー設定過ぎてよく分かりませんでした。
マンイーター色々強すぎる。
でもマルベーニに対して恨み言も言わずに消えていくのは潔くてかっこよかったです。

・メツ

▼まさかの超重要キャラクター兼ラスボスだったメツ。
イーラのトップ2という前書きからここまでの役割を予想出来ていた事はいたのでしょうか?
現在ではネットでも大人気のキャラクターですね。

実際彼は悪役としてはよく出来たキャラクターでした。
自らの役割として世界を滅ぼそうとするんだけど、
決して純粋悪ではない、仲間思いな一面も結構見せているのが良いんですよね。

彼もまたマルベーニによって今の役割を押し付けられてしまった
悲しい境遇なのに、それに対して恨み言は言わないし、潔い。
ラスボス中のイベントも、お互いの思いのぶつけ合いという感じで
少年漫画的な王道ラスボス戦の役割を見事担ってくれた名悪役でした。

仮に彼が別のドライバーに選ばれていたらそれはそれでとても良い話になりそう。
そういうのを簡単に想像できるから故に人気なんでしょうね。

・その他イーラ

▼イーラその他三人はまあまとめて。
扱いとしてはサタヒコ>>>>>>ヨシツネ>>>>>ベンケイくらいでしたかね。
強さ的にもこの三人はあまり強くない印象です。多分
天の聖杯>>本気シン=神鎧丸紅>>メレフ、ジーク>>>その他イーラくらいですかね。

サタヒコは500年前から実は生きていたという設定や、
マルベーニとの因縁もあって終盤の活躍では一番優遇されていたと思います。
彼も世界に絶望していながらも、仲間たちとは楽しんでいる描写もあって
そこが彼をああ動かしたのかなと思うと感慨深いですね。

他二人はちょっと扱いが…。
ヨシツネはまだ序盤から出ていた分小物焦りキャラとしては確立していましたが、
ベンケイは怒ってるイメージしかなかった…。
彼らのエピソードもまた物悲しいんですけど、
死に際に出てきたからダイジェスト感あって少し物足りなかったかなー。
仲間として仲が良い描写は多かったとは思うんですが
もう少し活躍の場をあげて欲しかった。

・マルベーニ

▼まあ案の定のポジションだった通称丸紅さん。声優的にね…。

今作はイーラ以外に敵とした敵が少ないので
そういう意味では彼のポジションは貴重かもしれません。
終盤、唐突にアヴァリティア毎攻撃を仕掛けに行ったり、
アルス大戦をやろうとしたり、やりたい放題のイメージでしたが
やっている事の規模が大きくて結構見栄え的には良かったですね。
最終的にメツ以外のイーラを全員倒している(相打ち込み)あたり彼の執念も中々の物ですよ。
サウザンドテンタクル!

しかし、物語の元凶であり外道その物の彼も
また悲しい境遇の一人で考えさせられたなー。
元々は人間の汚い部分を誰よりも嫌っていたはずなのに、
最終的に自らが弱く汚いポジションになってしまうというね。
小物ではあるんだけど、ジークを助けたりするエピソードなんかもあって、
あまり嫌いにはなれませんでしたね。

・神

▼そして最後に神。
まあそのまんまきれいなザンザでしたね…。
本来ラスボスになるポジションでしたがああいう形ならまあ納得です。
半身は垢に否定されたのに、彼はレックス達に感謝されているという。
どこで差がついたのか。

しかし、彼がガラテアの事を未だに思い続けているのに
半身がそれを自ら殺しているの悲惨すぎるなと。
まあでも、クラウスに救いがある形になったのは
前作も保管していて良いと思いましたけどね。


と、印象に残ったのはこんな感じかな?
今作は悪役がそこまで多くはないんですが絶対悪のキャラクターは
ほとんどいませんでしたね。
まあ紹介してないけどバーンは割とそれに近いかな?
全体的に考えされられるタイプの悪人が多く、共感できました。
ウランと我様は反省して!

次の記事ではゼノブレイド2のバトルに関して語ります。
次の記事でクリア記事に関しては一応ひと段落付きそうですね、