炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

無難だけど悪くないかな…? 「ロストスフィア」序盤~中盤の感想

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このブログであまり言及する事の出来なかったFE無双、
水曜日の時点で一応ストーリークリアまでは持って行っていました。
詳しい感想はまた、年末の記事で書こうと思っていますが中々面白かったですよ。



さて、では先日購入した「ロストスフィア」について。
ここ最近ハードなペースでゲームを攻略し続けていた為か疲れが来ていて、
今回はかなり緩いペースでプレイしているのですが多分もう序盤は抜けたかなと思うので
とりあえずここまでの印象をまとめてみますね。(プレイ時間は9~10時間くらいかな?)

・微妙な序盤

▼まず、はっきり言って今作の序盤はかなり微妙だと感じました。
序盤の展開は、帝国に主人公たちが協力して話を進めていく感じなのですが、
全体的にお使い感が強く、冒険している感が非常に薄いんですよね。

加えて、序盤は街を行き来させられることも多いのも微妙な点。
今作はワールドマップで戦闘が発生しないため、そのようなパートが続くとひたすら
イベントシーンを見るために移動させられるんですよ。
ボイスもないイベントシーンの連続ははっきり言って非常に退屈で、
落ち着いたBGMも相まってかなり眠くなってしまいました。

・悪くないストーリー、キャラクター

▼しかし、序盤の退屈な部分を抜けるとストーリー部分は中々悪くないと感じました。
新しい地に赴いて仲間が加わっていく展開はそれなりに丁寧に作られています。
各村のエピソードのどことなく陰鬱な雰囲気は前作というよりも僕はドラクエ7を思い出しましたね。
(実際ループさせてるエピソードはそっくりだし)

仲間キャラクターの掘り下げなんかもそれなりに丁寧に本編で見せてくれているおかげで
割と好きな雰囲気のPTかもしれません。
それぞれ出自も目的はバラバラだけど
主人公の希望の力がそれをまとめているという王道的な展開も好み。

やや主人公が猪突猛進気味というか先の事をあまり考えてなさそうな
勢い系タイプなのは気になるし、
テキストもちょっといまいちかな、とも感じますが
細かい事を気にしなければ悪くないストーリーだと思います。今の所はね。

・ビジュアル、雰囲気は素晴らしい

▼体験版の記事でも言いましたが、相変わらずビジュアル面は素晴らしいと思います。
明らかに魅せるためのカメラワークのシーンがいくつも存在しますし、惹きこまれますね。
特に月を生かした場面が多いのも印象的です。

また、フィールドマップ自体はロストの演出のおかげで
はかない雰囲気になっていて音楽も相まって綺麗に感じます。
ストーリーともあっていると思いますし、雰囲気ゲーとしては一定の価値があると思いますね。

・まあまあ面白いけど、全体的に無難

今作はゲームとしてまあまあ面白いとは思います。


▼戦闘も前作同様まあまあ面白いし、位置取りの概念が出てきたので、
所々それなりに面白いとは感じました。
ボスが強いし連戦だしみたいな感じの所もあって普通にやっていれば勝てた
セツナに比べると割と難しくなった印象です。

法石のスキルシステムや装備の強化の概念なんかも、RPG感が強く出ていて
楽しいですし、システム回りも良い部分はそのままに、悪い部分は改善されている感じ。
例えば、もっさりイベントシーンはスキップ機能のおかげで
見やすくはなっています。(そもそももっさりを改善しろとも思うのですが)


▼このように、色々と要素も追加されてはいます。が、はっきり言って
本作を特徴づける何かがあるかといわれると微妙だと思います。
オリジナル要素としては一応ワールドマップで、
ロスト状態のフィールドを回復して施設を建てられたり、機装というマシンにのって
戦闘や移動を出来たりしますが、どちらも精々スパイス程度にしかなっていない印象です。
機装は中途半端に制限がかかっているせいで気軽に使えないのもマイナス点かなー。
もう少し乗っているときの移動が速いとかをオートで使えたら楽しいんですけどね。

そんな感じなので、全体的に
安定はしているけど特徴に欠けるかなーという感じですね。

こんな感じですね。
まあまあ良く出来ているとは思うんですけど
とにかく、全体的に普通のRPG感が強くて無難なゲームという印象です。
後はまあ、ストーリーが最後まで良い感じだったらそこそこの評価にはなりそうではあるけど。
ビジュアル面が良い昔のゲームがしたい、という方にはおススメできますが
もう似たようなテイストの作品も有り触れていますからねぇ。
まあとりあえずクリアまではプレイしてみようと思います。