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【レビュー】ファイアーエムブレム無双 風花雪月 体験版【感想】風花雪月の世界を更に広げる、魅力的な作品の予感!?

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どうも、ば~んです。

今回は先日、6/8に配信された「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」の体験版に関しての感想を語って行こうかと思います。

とりあえず、ぼくは赤と青ルートの最後まで見ました。黄は製品版まで取っておこうかな。

風花雪月を原作としたifストーリー

本作は2019年に発売された「ファイアーエムブレム 風花雪月」を題材にした、コラボ無双作品となります。


特徴的なのが、風花雪月のIFストーリー的な位置づけとなっていること。

主人公はオリジナルキャラクター(男女で選択可能)ですし、本編の主人公だったベレス/ベレトは灰色の悪魔と呼ばれ、主人公の相手に何度も立ちはだかる敵となっています。(こちらも男女選択可能。)

 


各生徒キャラクターも、姿が新たに書き足されているなど、原作とは違うストーリー展開が強調されているため、他のコラボ無双以上に、原作ファン向けの作品になっていると感じました。

 

まさか本編主人公が敵になるなんて!?

風花雪月の雰囲気をそのまま再現!

本作、まず最初にプレイした思ったのが、風花雪月の再現度が非常に高いです!

それもそのはずで、風花雪月はコーエースタッフがかなり開発に関わっていた作品なんですよね。ですので、無双との関連性はもともとある作品でした。


そのためなのか、ゼルダ無双 厄災の黙示録以上に、原作の表現がそのまま採用されています。

キャラクターモデリングはほぼそのままだし、立ち絵に関しても学生編は全く同じ。

フィールドのグラフィックに関しても、かなり原作に寄せて作られています。



その他、序盤の展開は原作をなぞっているため、3学級を選択することになりますし、



戦闘後に取得できるアイテムまで、何から何まで風花雪月をそのままなぞっています。さながら、公式が作ったファンディスクのよう。

違いがあるとすれば、ムービーシーン。風花雪月はアニメーションのムービーを採用していましたが、本作は3Dモデルでのムービーを採用しています。



そのため、原作でアニメで描かれていたシーンが別の表現で描かれている部分もあり、中々見ごたえありますね。

原作ファンであれば、楽しめそうなストーリー展開

IF展開のストーリーに関してですが、序盤をプレイした感じ、かなり面白くなるんじゃないかと感じました。

まず、オリジナル主人公を採用しているという仕掛けが面白いです!


本作の主人公、シェズはですね、本編主人公と違ってよくしゃべるし、年齢的にも低く、また違った雰囲気をもたらしています。


傭兵らしくサバサバサッパリしてはいるんだけど、人なりはいいので好感が持てそうに感じました。彼にしか見えない、「ラルヴァ」との掛け合いも中々良い味を出しています。

こういう後発のオリキャラは中々受け入れられにくい部分もあると思いますが、そういうのも考慮してか、極力嫌われにくいキャラ付けにしている印象を受けました。



後、ベレス/ベレトもそうだったんですが、男女で若干雰囲気が違うのも面白いですね。

男の方は声優さんが畠中さんという効果もあり、いかにも泥臭い感じですが、女の子のほうは富田さんボイスなので、ハキハキ喋る、快活な雰囲気も持っていて両パターン楽しめそうです。



そして、本編主人公が敵となっているのも面白い!

それも、ベレス/ベレトは寡黙な主人公だったので、本編だとほぼ喋りませんでしたが、本作は冒頭から結構喋ってくれるんですよ!

敵として対峙する先生はすっごい強キャラ感あるし、これはこれでキャラクターの魅力を広げてくれているんじゃないかと感じました。

加えて、序盤以降の展開は、原作とは異なる展開へと派生するつくりになっています。


例えば、原作では救う事の出来ない〇〇〇が序盤から救出されますし、IF展開として、この先どうなるのか凄くワクワクしました!

風花雪月、元々世界観の規模が物凄いので、本作で色々なところが補完されるのが楽しみで仕方ありません。



なお、学園パート自体は序盤で終わる仕様になっており、原作では描かれなかった学園編から2年後の世界というのが、メインの舞台になりそうな雰囲気です。

風花雪月の世界が更に広がりそうで期待が止まらない!

ファイアーエムブレム無双をなぞりつつ、風花雪月要素も追加した戦闘パート

戦闘システムに関してはですね、2017年に発売された「ファイアーエムブレム無双」がベースになっていました。

 

(※ファイアーエムブレム無双のゲーム画面)

ファイアーエムブレム無双の戦闘の特徴としては、アクション面で3すくみを再現、指定位置への味方移動、4人キャラクターの切り替え、クラシックモードの存在、などがあげられますが、それらは全てそのまま収録。


それに加えて、風花雪月に存在していた要素がいくつかアレンジされて加わっています。例えば...

・武器の耐久値を削って使用できる「戦技/魔法」が存在。(耐久値は戦闘中に得ることのできるアイテムで回復可能。)

・ユニット一人に対して「副官」をサポートキャラのように設定できる。

・敵のスタンゲージを削ることで、原作の必殺技演出のようなカットイン攻撃が可能。

・原作でもあった魔獣戦は、各武器で一定回数攻撃することでアーマーブレイクすることが可能。

・戦闘時には各々が持っているスキルが発動する。


と、ざっとこんな感じですかね。



特に戦技とアーマーブレイクの仕様は原作の要素を取り込みつつも、ゲームとして面白くなっており、好印象です。

無双系の戦闘システムは個人的に、作品ごとに合う合わないが激しい印象なんですが、本作はFE無双同様に、楽しめそうな予感がしました。

やはり、ファイアーエムブレムという作品が無双形式とマッチするんでしょうね。

ハックスラッシュ的な楽しみ方が出来そうな施設パート

本作、ストーリー分岐後のEp4以降は拠点地から戦闘マップを選んでいくような形式になっています。

この拠点地、色々な強化が出来るので楽しい!



例えば、訓練場ではキャラクターを組み合わせて、それぞれの兵種経験値、支援値を上昇させることが出来ます。加えて、全キャラクターのレベルを一番高いキャラクターに合わせて上げられるという便利システムもあり。


おかげでポンポン兵種を切り替えていけるので、今回も気楽にクラスチェンジしまくれそう!


また、調理上では、風花雪月でもあった食事パートが楽しめたりも出来ます。こんな感じで原作をなぞりつつ、成長や強化を楽しめそうな予感。


施設自体にも強化要素があるので、拠点地に愛着をもって進めそうな感覚がありました。

多分、その内キャラクターのイベントやお茶会もできるようになりそうですし、楽しみですねー。

一部物量は制限している印象も

今の所、色々な要素の満足度は非常に高いですが、物量に関しては本編ほど無理はしていなさそうな印象です。

例えば、拠点地でのキャラクターとの会話はフルボイスでなかったりしますし、ストーリー中で登場する拠点地に関しても、全ルート共通っぽく、使いまわしていそうでした。

まあ、ここら辺は原作の物量が異常なので、別に手抜きなどではないと思いますけどね。

※注意点

前述はしましたが、本作。他のコラボ無双以上に風花雪月を遊んだプレイヤー層のみを対象にしています。

序盤のストーリーの流れや、世界観の広がりを楽しめるのも、あくまで原作を遊んでいるからこそ。

本作のみプレイしても、キャラクターの説明や心理描写がないため、話が良く分からないかと思います。

なので、未プレイで気になっている方は、風花雪月から遊びましょう!まあ、あっちのボリュームえぐいので、こちらを始めるのは何か月か先になってしまうかもしれませんが...w。

まとめ

以上、感想でした。

とにかく、風花雪月の要素や雰囲気の再現性が高いのが好印象!これ、かなり作り込まれている外伝作品ですよ。

戦闘周りも無難に面白いし、ストーリーは凄く気になるので、風花雪月ファンだったらプレイ必須の予感です。

個人的には、最近風花雪月の金鹿ルートをクリアしたのもあって、熱のあるタイミングで本作をプレイ出来て良かった!

ぼくは今までプレイしたきたコラボ無双は、ペルソナ5Sが一番好きだったんですけど、体験版をプレイして本作に更新されそうな雰囲気をめっちゃ感じました。

2022年の上半期を締めくくる、見事な作品になっていることに期待したいですね!