炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

閃乱カグラシリーズの思い出を語る

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ブログを見返していて思ったんですが、毎年、二月ってブログネタに困っているなー と。


全体的に情報も停滞期であまりネタがないんですよね。だから、結構記事の内容を考える必要があって時間がかかります。


さて、じゃあ今回は何をやるのかというと、今週発売される「閃乱カグラ Burst Re:Newal」に合わせて、昔、毎作のようにプレイしていた閃乱カグラの思い出を少し語ってみよう思います。


このブログだとあまりカグラシリーズに関しては触れてなかったと思うので、丁度いいかな、と。


ちなみにぼくは真影~2まではプレイしていました。


今回の作品はその2作目に当たる「バースト」の3Dリメイクという事で、初代とバーストに少し焦点を当てていこうかなと思います。

3DSで変なゲームが!?

今ではすっかりハードを鞍替えしてしまった印象の強い閃乱カグラシリーズですが、元々は3DSで始まったシリーズなんですよね。

特に一作目のインパクトは色々な意味で強烈でした。


というのも、発表された当時の3DSは震災の影響を受けた後で、売り上げが落ち込んでおり、新しく発表される新作も少なく、ソフトラインナップの先行きがスカスカだったんですよ。

 


今でこそ多くの作品が発売された印象のある3DSですが、発売半年は目玉タイトルが非常に少なく、特に夏から冬にかけてのラインナップはかなり少なかったんですよね。


任天堂自身も有力タイトルを11月まで発売できず、ロンチを除くと、64時代のリメイク作品が注目されていた程度でした。売れたのもせいぜい時のオカリナ3Dくらいかな。


そんなラインナップの弱さと高価、震災の影響を受けてか、その先に発表される新作は少なく、同時期の週販は盛り返していたPSPに大きく押され、中には開発中止になってしまうタイトルもありました。


そんな感じで暗雲が立ち曇るなか、唐突に発表された「3Dで爆乳ハイパーバトル!」という、アホすぎるコンセプトを掲げたこのゲームは、色々な意味で衝撃だったんですね。

状況に恵まれミドルヒット!

そんなわけで、ネットでは衝撃的な印象の強かったカグラ。

ただ一発屋的なイメージはぬぐえず、発表の段階では、ヒットするのかどうかは微妙な状況だったと思います。


しかし、カグラは状況に恵まれました!


3DSが発売前に大幅値下げした事、9月の3DSに目玉タイトルが無かった事。主にこの二つの要因が大きく、任天堂ハードとしては珍しい初動から5万規模の動きを見せたんですよね。


評判も決して悪くなかったことから、その一年後に発売されたバーストは更にヒット。そこからテレビアニメ化、SVへと展開が大成功して今に至るいう感じですね。


ブランドの確立としては面白いくらい状況に恵まれたタイトルだったんです。

ゲームとしてはどうだったのか?

さて、どういう状況でブランドが成立したのかという事を説明した後で、そもそもゲームとしてどうだったのか?という話を。

アクションゲームとしては次第点

そもそも、3DS版のゲームジャンルは2Dのベルトスクロールアクションゲームでした。


SV以降の3Dアクションゲームとは、ジャンルが異なるんですよね。


なのでリメイクに当たって、3DS版のゲームシステムを説明してもあまり意味が無かったりします。


まあ、ベルトスクロールゲームとしては一定の爽快感と、スピード感があってそれなりに面白かったという事で。


多分リメイクは無難にSV、EVのシステムを流用してくると思われるので、それなりに面白くはなるんじゃないかと。


ただ、少し気になるのが巨大ボス戦ですよね。バーストに関しては巨大ボス戦はないんですけど、真影にあった怨楼血戦が最初に収録されていたので、そこがどうなるのか、ちょっと気になります。


EVはやってないので知らないんですが、SVに関しては巨大ボス戦ってなかった覚えがあるのでそこが3Dでどう表現されるのか気になるかなー。

意外にもシリアス気味なシナリオ

意外かもしれませんが、シナリオは結構シリアスな雰囲気です。


もちろんジャンルがジャンルだけに、序盤から中盤にかけてのシナリオは緩いんですけれど、終盤に行くにつれてどんどん暗くなっていくんですよね。


前に放映されていたアニメ版は一応、初代のシナリオをなぞっているんですが、あれはだいぶマイルドになっていました。


初代は終盤で戦った相手がはっきり死んでいる描写が入りますからね…。


そんな感じで若干暗いのですが、出来はどうなのかというと、まあ真影のシナリオに関してはあんまりよくはないですね。


真影の場合は敵である蛇女のキャラクターの掘り下げがあまり出来ておらず、もったいないなぁ…って感じでしたから。


ただ、バーストに関しては非常に良かったと思います。

こっちは蛇女に焦点を当てつつも、前作ではなかったキャラクターの和解シーン等が追加され、if的な展開のストーリーになっているのですが、単純にシナリオ全体的のクオリティが高く、非常に満足でした。特に詠と斑鳩の話、好きだったなぁ。


最後の主人公同士のぶつかり合いに関しても、思った以上に飛鳥にラスボス感、焔に主人公感があってビックリでしたよ。


普段は刀6本で戦うけど覚醒すると背中の刀一本で戦う設定凄い好き。

個人的にバーストでカグラのシナリオは終わってる印象で、それ以上先が必要ないなぁと思っているくらい。


実際SVも2もシナリオがいまいちすぎて、あの出来は何だったのかという感じでした。

オープニングがかっこいい


3DS 閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達- OP 「紅蓮の掟目」


アクション、ストーリーも中々良いんですが、それに加えてカグラシリーズ、音楽の出来も結構良いんですよね。


個人的にバーストでは一番お気に入りなのが主題歌「紅蓮の掟目」。


この曲、単純にかっこよいのも好きなんですけど、前作最終焔戦のアレンジというのも素晴らしくて、最初にオープニング見た時はびっくりしたなぁ。


映像もかっこいいし、このオープニング、ぼくが今までプレイした来たゲームでも上位に入りますよ。


バーストの最終飛鳥戦もこの曲が流れるんですけど、紅蓮の焔のかっこよさとエフェクトにこの曲が合わさって、とても熱く印象的でした。

 

と、大体こんな感じなんですよね。


キャラクタゲームとして考えると必要な部分は大体出来ている作品で、個人的にもプレイしていて満足の出来でした。


なので、今回のリメイク作の発売でより多くの人がプレイしてくれるのは、当時のファンとしては中々嬉しいです。

なんかコレジャナイなぁ…

と、そんな感じでリメイク作の発売を喜ばしく思う一方で、今回のリメイクはなんかコレジャナイなぁ、と思う所も。


PlayStation®4『閃乱カグラ Burst Re:Newal』オープニングアニメ


PVをちらっと見ただけですけど、まず主題歌がコレジャナイ感凄い。なんか凄い安っぽくないですか…?どうもSV以降の主題歌は方向性が変わってしまって受け付けません。もっと和の要素を強調して欲しいなー。


後これは完全に個人的な好みの問題なんですけど、バーストのリメイクなのに月閃と新蛇女を押すのはやめてくれ!と。


ぼくはバーストとSV以降の作品は完全に区別して考えてる側の人間なので、リメイク作にそこの要素を強調して欲しくなかったです。


まあ今回プレイする人はSV以降入った人が多そうなので、仕方ないとは思いますが、モヤモヤ。

いつの間にやら懐古層に

と、自分で書いてて思ったんですけど、これが所轄シリーズの懐古層という奴なのかな、と感じました。


個人的にカグラシリーズを買うのやめてしまったのって、シリーズを最初から追っている意味がなくなってしまったな、と感じたからなんですよ。主に2のよくわからないシナリオ構成が悪かったですね。

だからこそ今回の作品は久しぶりに楽しめるかなー、と発表の段階では注目していたんですがこう、改めて映像とかで見てみると「違うなぁ」と。


思い出は思い出の中に留めておけ、という事なんでしょうねー。無理にプレイしても不満たらたらになりそうなので、見送ります。

 

ただ、キャラゲーとしてのクオリティはある程度保証されているので、気になる方は買ってもよいと思いますよ! 


SVから入った人も多そうなシリーズなので、改めてバーストの良シナリオを楽しんでもらいたいですしね。