炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

最近のゲームの長期アップデートを見て思う事。

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今週はひたすらヌルヌル過ごしたので来週は少しアクティブにする予定です。

でも世界樹は来週にはさすがに来週中が勝負ですねー。

 

今回は少しアップデータという最近の

ゲームタイトルの展開について触れてみようと思います。

長期的なアップデータにより増大するゲーム量。

先日、ゼノブレイド2に最後のアップデータが行われました。

追加レアブレイドに加えて、前作「ゼノブレイドクロス」から

エルマが参戦。更にこれらのコンテンツに加えて

来月からは「黄金の国 イーラ」という通常のDLCの範疇を超えたレベルの

コンテンツが遊べるようになります。

 

ゼノブレイド2は個人的には当初、王道なJRPGを

モノリスらしい物量で攻めたタイトルだったなーと思っていたんですが、

ここまでのアップデータを見るともはや

ゼノブレイドシリーズのお祭りゲームとしての側面も出ている気すらします。

 

発売時点では欠点として存在していたマップやUIの修正。

度重なる追加コンテンツによってやり込み要素も大増量。

過去作ファンサービスは全てフルボイスでの追加、過去編も遊べるよ!

と至りつくせりの内容であり、ここまでのアップデータをされると

本編自体の評価も改めないといけないレベルです。

 

最近、任天堂は発売したタイトル、特にSwitchで展開したタイトルに対して

積極的に追加コンテンツを配信していますが、

ゼノブレイド2は他と比べても明らかに常軌を逸しているレベルです。

3000円とは言わず6000円の価値はありますね。間違いなく。

作品の寿命の延長。

最近このように追加コンテンツを長期的に追加していく展開が

増えてきました。オンラインゲームならともかく

それ以外の作品でもよく見ますね。

ではなぜこのような事が流行りだしたのか?

 

僕が思うにこのような長期アップデータによって

作品のコンテンツ寿命を伸ばすという思惑があるのかなと思います。

最近、ゲームのタイトルは初動だけ売れてすぐに下に沈んで行ってしまう、

そういう展開が多く下火になっていますが、

このような長期展開をすることによって、

一本のゲームを長く遊んでもらえるようになるんですよね。

WiiU時代から任天堂は似たような方法を行っていましたが、

Switchに入ってからゼルダ、ゼノブレイド2、マリオデ、カービィ等々色々な

タイトルでも展開するようになりました。

 

はっきりと週販の数字に出ているわけではないので

実際の所どの程度効果があるのかは分かりませんが、

このような展開によって内向きのユーザーには明らかに

喜ばしいことなので

一本のゲームタイトルの充実」といった狙いがあるのかもしれません。

あくまで内向きな展開

一方で追加コンテンツでの展開はメリットばかりではありません。

時期に応じて開発を進めているという事は新作の展開が遅れる、

という側面も含んでいる可能性があるというのもそうですが、

何より内向きの展開なので楽しめる層が限定されてしまうんですよね。

 

個人的にそれを強く感じたのがFF15の長期展開です。

あの作品もアップデータを重ねる事で多少評価が回復したみたいですが、

初期にプレイしてあまりいい印象を持たずにクリアしてしまった層には、

それらのアップデータは特に意味をなさないんですよ。

結局市場価格は改善せず、完全版も全くの空気でした。

 

多くのコンテンツを用意してそれに+αを加えるか、

元々未完成な物ををアップデータで追加していくか、というのは

全く意味が変わってきてしまうので

ここら辺を上手く考慮しないとアップデータ戦略も

上手くいかないという訳ですね。

まとめ

と、長期アップデータについて色々語ってみました。

まーでもいい時代になりましたね。

以前は1作品は発売されてクリアしたらそれで終わり、でしたから。

元に加えて色々なコンテンツが展開されていくというのは

「まだ遊べる!」という充実感を味わえる要素になっていると思います。

 

特にSwitchは2年目、タイトルの充実感にはどうしても欠けている印象ですが、

個人的にまだ一年目のタイトルが遊びつくせていないのもあって

稼働状態が途絶えないんですよ。

そういう意味もあっていい効果をおよぼしていると思います。