炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

【感想1st】ファイナルファンタジーⅦ リバース【ゲーム感想】圧倒的なクオリティと、垣間見えるRPGとしてのちぐはぐ感

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どうも、ば~んです。


最近、あまりゲームを遊ぶ時間が取れておらず、若干乗り遅れた感じがありますが、FF7リバースを遊び始めています。40時間くらい遊んで今チャプター8まで来ました。

のんびり各エリアを遊びつくしてから周ろうしているので、クリアまではちょっと時間がかかりそう。というわけで、いつも通り途中経過での印象を書いていこうかと思います。

 

密度の濃さはそのままに、オープンワールドRPGに進化

全体を通しての感想はまたクリアしてから書こうと思うのですが、本作とても面白いと思います!特に、オープンワールド的要素が良い。


全章、オープンワールドというわけではなく、広いマップが挟まれる章が定期的に挟まれる感じですがマップがほんとに広い!それでいて、色々なイベントが盛り込まれているスポットがぎっちり詰まっているので、歩きごたえを感じられました。


後はロケーションが良いですね!FF7Rシリーズってグラフィック的にはリアル路線なんだけど、ファンタジックな世界観はアニメチックな雰囲気を失ってないというか、いい意味で幻想的で、凄い惹かれるんですよ。本作もその空気感はそのままだったので、フィールドが開放的になった分、更にその魅力が増した気がします。

個人的にはジュノンエリアがお気に入り。海を活かしたロケーションが最高なんだこれが。

 

なぜ人は海にこうも惹かれるのか。


しかもですね、オープンワールドになった部分はもちろん凄いんですが、更に凄いのが前作であった圧倒的な密度の作り込みも健在という所です。


街を歩けば人々が会話をしているし、街並みも細かく作り込まれているので見ごたえ抜群だし、ダンジョン内では演出に併せてのシームレス体験もそのままだし。

それらをオープンワールドに置き換えたのではなく、うまく両立させたという意味では、ある意味FF15とかあそこら辺の作品が目指すべき着地点だったのではないかと感じました。

もはや本編の一部!?力が入りすぎているミニゲーム

本作、色々凄い力が入っているポイントがあるんですが、その中でもミニゲームが凄い!色々なミニゲームが登場するし、そのいずれもかなり力が入っています。


やり込んでいくと、それぞれある程度時間を要する内容に仕上がっている物も多いので、もはやミニゲームが本編の一部な印象すら受けました。現代の大作でここまでミニゲームに力の入っている作品はあまりないと思うので、かなりレアに感じます。

個人的に一番気に入っているのは、やはりクイーンズブラッド。世間的にも好評のようですが、かなり面白いです。


3×6マスのボードの中で、置いたカードの点数が高くなったプレイヤーが勝利という、陣取り合戦のようなゲームなのですが、内容がかなり本格的。面白いのがカードの陣地マスや特殊効果で相手の妨害も出来るという点。このおかげでCPU戦でも色々な駆け引きが楽しめるようになっているんですよ。


何より、カードプールが相当広いですし、持っているカードの効果も多岐にわたっています。例えば、ひたすら味方のカードの点数を強化するようなカードもあれば、永遠と自分のカードを消滅させるコンボで逆にハイスコアを狙ったりも出来るので、コンボの探し甲斐があります。

CPUに勝つたびにカードをもらえますし、各地でカードを購入することも出来るので、冒険と共に持ちカードが増えていくのも嬉しい所。

正直このゲーム単体で切り出しても価値があるくらい面白いと思うので、是非オンライン対戦モードとか付けて売り出してほしい。マジで面白いですよ、これは。

分作の影響か?RPGとしていまいちちぐはぐしている

というわけで、すっごい力の入った大作なんですが、一方でRPGとして気になる点も感じます。なんというか、ちょっとちぐはぐしているんですよ。


例えばストーリーの部分。冒険していて場当たり的な印象を受けました。本作のストーリー、セフィロスと黒マントの男たちを追うような流れになっていると思うんですが、なんかフワッとしている気がします。ずっと寄り道しているような感じ。


各チャプターの話の流れが結構ぷつ切れで、しかも結構遊ぶロケーションが多いためか雰囲気も緩く。たまに重要なシーンっぽいのはちらちら入るけれど、間が空くので印象に残りにくいです。なので、RPGとしてはメリハリがいまいちだなと。

その他、パーティーメンバーが固定気味で新鮮味が薄かったり、戦闘システムが最初からほぼシステムとして要素解放されてしまっているので変化がなかったり、

普通のRPGとして見ると、ちょっと気になる点が多く感じます。ここら辺はやはり本作が分作だからなのか?FF7Rのディスク2として見ると、なるほどなとは思うんですけどね。でも、頭がそう捉えるにはちょっと時間が空きすぎてしまった感があります。

 

4年はちょっと長いよねー…。

 

まとめ

という感じでした。とても楽しめてはいるので、このままクリアまで突っ走ろうとは思っています。

ただ、すっごい面白いだけにやっぱり分作というやり方に難しさを感じているのは事実としてありますね。前作の方は序盤を切り出したから比較的ストーリー面では気になる所あまりなかったけど、本作はだいぶ気になってしまっている。

FF7ファンだったら楽しめる、というのは多分前提としてあると思うので、ぼくは出来る限り7Rから遊んでも楽しめる部分と楽しめない部分も含めて、本作の最終感想でピックアップしてみようと思っています!