炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

【コラム】最近のゲーム、長すぎない?~ゲームの大作化とそれについて思うこと【分析】

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どうも、ば~んです。

ちょっと新作ゲームの進行状況が詰まってしまっていて書けることがないので、かなり久しぶりではありますが、

コラム的に最近のゲームのボリュームに関して、思っていることを書いてみようかと思います。

 

そういえば、昔はこういうブログだったんだわ。

大作化が著しい昨今のゲーム

最近のゲームはなんだか、ボリュームが多いなあ。


こんな感覚を覚えている方はいないでしょうか?個人的な話かもしれませんが、ここ数年、全体的に一作のゲームのボリューム感が増えた体感を受けています。


実際の所、昨年だけでも1周プレイで80~90時間程度かかった作品が3本、100時間超えも1本と中々。ぼくは俗にいう大作ゲーム系の作品をあまり遊んでいるわけでもないし、昨年に関してはコンパクトなゲームを多く買ったつもりだったので、余計にゲーム全体のボリュームの向上を実感しています。

我ながらよう時間捻出しとるわ。

 

 

今年もすでに、1~3月でだいぶボリューミーなゲームを数本引いていて、社会人ゲーマーとしては色々と思う所が多かったり。


今回の記事ではそんな、作品のボリュームの増加の要因やそれに伴って何が変わったのか?という点を、個人的な視点で分析してみようかと思います。

 

やり込める時間が多い作品の価値が上がった

大作ゲームが増えた要因として、まず、やり込める時間=価値という考え方が浸透したことが大きいと思っています。



ここ10年ほどで世の中、無料で遊べるゲームが数多く登場し、買い切り型ゲームに対する価値観がずいぶんと変わりました。昨今特に重視されているのが、一作のボリューム、やり込み要素。

それこそ、1作品で半年遊べるくらい内容のあるゲームは、価値があるゲームとされ、価格帯に対してボリュームが少ないゲームは相対的に評価が下がる。一作の内容が濃いほど、時間としてのコストパフォーマンスが評価される。全部が全部そうではありませんが、そういう風潮は少なからず増えてきた印象です。

まあ、実際問題インディーゲームや無料ゲームでもある程度遊べる内容のゲームが大量にある中で、フルプライスゲームの価値が変わるのは仕方ないと思う所もあり。ただ、以前に増してその風潮が強くなっているというのは体感としてありますね。

無料のバトロワオンラインゲームとかでも無限に遊べてしまう時代だしなあ…。


そうなってくると、俗にいう大作タイトル以外も昔に比べて、肉付けというかボリューム付けされているような印象が強く。一作の開発期間やコストが長くなり、作品自体も長くなる、そんな変化が起こっているような感覚でしょうか。

携帯機市場衰退に伴うゲーム容量の拡大

これも要因としてありそうなんですが、携帯機の市場が以前に比べてほぼなくなってしまった所。Switchは微妙な所ですが、過去の携帯機と比べると容量ベースが全然違いますしね。

携帯機の作品って、ボリューム少なめだったんですよ。実際10年前くらいに遊んでいた3DSやVitaの作品って1作品、大体30時間程度で遊べる作品がかなり多かったです。性能に併せて、価格帯も低いコンパクトな作品が多かったんですね。

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今の時代は当時携帯機メインで展開されていた作品なども、全て据置展開されていることが多いので、1作品自体のパワーが当時とはずいぶん変わりました。3DSだとファイアーエムブレムとか、モンスターハンターストーリーズとかが分かりやすいシリーズかも?価格帯もあの頃に比べると2倍近くなっている所もあったりするので、価値としては妥当なのかもしれません。

でも、1周30時間とかでサクッとクリアできるの、個人的にはちょうどよかったなって最近になって思ったりもします。いや、まあ9000円くらいのタイトルでそれされても困るといえば困るんだけど…。

ゲーム配信事業の拡大による影響も?

あと一つ、やっぱり思うのは、直接的ではないもののゲーム配信事業が拡大したのも影響はしていそうですね。

ゲーム配信系って、短い作品だとほんと数回の配信で終えてしまうので、動画で済ませるっていうのがサックリできるような時代になってしまっていると思うんですよ。

だから今のゲーム会社は「遊ぶ」という体験にどれだけユーザーが魅力を感じられるか、という点において作品を作るので、そうなると短く演出重視の作品だとどうしても難しさみたいなのはあるんじゃないかと思います。

例えば、ゲームクリアまでは短くても無限にやり込める要素があるだとか、オンライン要素があるだとか、そういった部分がこれまで以上に重視されるようになってきたので、必然的にゲームプレイ時間が長くなりがちな印象。

動画でゲームを済ますの、ぼくはどちらかといえば否定的なんですが、かといって真っ向から否定できるような感じの時代もないですしね。難しい時代になったなと感じます。

 

まとめ

以上、ざっくりですがここら辺が要因なのかなと。

これらを踏まえて思うのは、やっぱり今のトレンドは、フルプライスゲームは年に数本購入して、一つを長く遊ぶのがおそらく一般的なのかなと。毎月毎月新作ゲームを新しく購入するのって、もはやデフォルトではないのかなって。

オンラインゲームに沿えたりとか、スマホゲームに沿えたりとか、そういう感覚で楽しむのが今の時代という感覚があります。コンテンツ消化のスピードの加速、よく聞く話ですが、ここら辺も今のゲーム事情に強く関係しているのではないかと。

個人的に思うこととしては、確かに、作品自体の魅力は過去に比べて増えたと思うし、遊んでいて楽しくはあるんですが、いかんせん複数の作品を追うことは以前に比べて明らかに重くなってきているなと。年を取るにつれて、時間が無くなっている感覚もあり、年々難しくなっていることを痛感しています。

それでも、やっぱり色々な良いゲームを遊ぶこと自体はとても楽しいと思っているので、出来る限りは追っていきたいんですけどね!