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ゼノブレイド ディフィニティブ エディション
Wiiで発売されたRPG「ゼノブレイド」のリマスター作品。
リマスターと名乗ってはいますが、UIデザインやキャラクターモデリングなど細かい所まで調整されている作品なので、オリジナル版を遊んだ方にもおススメできます。
本作はですね、とにかくRPGとしての完成度が高いです!
広大な世界、熱いストーリー、見ごたえのある演出、充実のやり込み要素。どこをとっても、よく作り込まれています。
さすがに、2010年の作品なだけあって、ゲームスケール自体は時代相応さを感じますが、そう思わせない工夫によって、2020年代に遊んでも違和感のないクオリティに感じられました。
オリジナル版の数少ない欠点だったUI周りやモデリング面も改善され、正に無敵の作品になっています。
後述する2や3に繋がる、入り口的な作品でもあるので、ゼノブレイドシリーズが気になる方はまず本作を!
ゼノブレイド2
任天堂から発売されたゼノブレイドシリーズの3作目。
ゼノブレイド1と同様に、ストーリーベースを軸としたシングルRPGで、前作の後継作ともいうべき作品となっています。
本作の特徴はとにもかくにも、アニメ調に振ったデザイン面!1(DEではない)や、クロスとは全く違う方向性に最初は驚いたものです。
そんなライトなデザインに合わせて、作風もやや変化しており、ボーイミーツガール的な要素が強くなっていました。
開発期間の影響もあってか、システム面にやや荒い点が多いのがたまに瑕ではありますが、独自の爆発力に目を向けた時の作品の魅力はシリーズ最高かも!
ゼノブレイド3
任天堂から発売されたゼノブレイドシリーズの4作目。
前述したゼノブレイド、ゼノブレイド2の未来を描いた後継作という立ち位置の作品となっています。
本作はですね、システム面の出来が素晴らしいです!
これまで発売されてきたゼノブレイドシリーズの様々な良い所をミックスし、なおかつ課題を解消しているので、とにかく触り心地のよい作品でした。
広大なフィールド、膨大な数のやり込み要素もこれまで以上の規模となっており、シリーズで初めて、ストーリークリアに100時間以上かかってしまいました。
ストーリーの方は、やや終盤が尻切れトンボ気味だったりするところもあるんですが、死生観という重いテーマをしっかりと描いている内容は、シリーズの中でもかなり異色の内容なので、一見の価値はあるかと。
追加コンテンツも控えているので、今が買い時です!
ファイアーエムブレム 風花雪月
シミュレーションRPG「ファイアーエムブレムシリーズ」の17作目。
久しぶりの据え置き機でのシリーズ展開となった本作ですが、意欲的なシステムと特大ボリュームで展開される超大作になっています!
特にボリューム面が物凄く、1周に40~50時間かかる内容なのにも関わらず、最大4つにも上るルート分岐が用意されています。そのため、たまにゲームをプレイするユーザーであれば、本作1本で半年以上遊べるかもしれません。
また、システムの方も学園モノRPGの雰囲気を新たに取り入れるなど、意欲的な仕掛けが満載でした。
後半のシビアすぎる表現は人を選ぶかもしれませんが、ここまで力が入ったシミュレーションRPGはそうないので、気になる人は是非遊んでみて欲しいです!
ファイアーエムブレム エンゲージ
上記、風花雪月に続くファイアーエムブレムシリーズのナンバリング最新作。
本作はとにかくシミュレーションゲームとしての質が非常に高いです!新たに追加されたエンゲージシステムを軸に、派手で豪快かつ緻密で高度な戦略が求められるんですが、これが恐ろしいほどの中毒性で気づいたら何時間も遊んでいるんですよ。
周回によるルート分岐要素はないため、風花雪月ほどのボリュームはないものの、据え置き機相応のステージ数や追加コンテンツによる大幅な拡張によって、難易度次第では1周するだけでも3桁時間も余裕で遊べてしまう内容です。
過去作のキャラクターが登場するので新規ファン的には敬遠しそうな内容や、覚醒IFを彷彿させるストーリー面など課題はありますが、風花雪月とはまた違った魅力のある作品なので、シミュレーションを楽しみたい人はこちらをおススメ!
オクトパストラベラー
スクウェア・エニックスから発売された、完全新作RPG。
HD-2Dという表現を用いているのが特徴的な作品で、美しいドット絵が採用されています。
本作はですね、往年の名作RPGを模したかのような自由度の高さが特徴的です。
どうしても、現代のRPGはストーリー主体に進んでいく作品が多いですが、本作の場合、ストーリー自体も用意されていながらも、その進行順を全てプレイヤーにゆだねるような作りになっていました。
それでいて、キャラクターごとに存在する「フィールドコマンド」のおかげで、モブキャラである町の人々にもアクションが取れるようなギミックが用意されており、寄り道要素はかなり豊富です。
おまけに、主人公個人ごとに用意されているストーリーも良くできているので、隙の無いクオリティ。
レトロチックなRPG作品が遊びたい人は是非どうぞ!
オクトパストラベラー2
上記に続くオクトパストラベラーシリーズの2作目。
本作はタイプで言うと正統進化タイプの続編です。基本的なゲームシステムは前作そのままに、欠点を細かく解消し、それぞれの要素を更に奥深くしたようなそんなイメージ。
目新しさという点にこそ欠けるものの、前作から更に広がった冒険の幅は遊び応え抜群で、夢中で世界を駆け巡ってしまった!本作には、往年の名作RPGのように海を渡る要素も用意されているので、そういうのが好きな人にもおススメ。
更に凄いのがストーリーの仕様。前作と異なり、各主人公同士の繋がりという点が描かれるようになったため、内容がかなり濃くなっています。終盤で描かれる衝撃的な展開も含めて、面白いストーリーのゲームを遊びたい方には必見の価値があるかと。
前作と話の繋がりもないので、レトロチックなRPG作品が遊びたい人は本作も是非どうぞ!
トライアングルストラテジー
スクウェア・エニックスから発売された、完全新作シミュレーションRPG。
上記のオクトパストラベラーに続く、HD-2D表現が採用されています。ただし、ジャンルはシミュレーションRPG。
本作はですね、選択を悩むことに重きを置いたゲームデザインが良かった!
主人公のセレノアは当主として、物語の中で様々な選択を迫られるんですが、この選択をプレイヤー自らの手で進めていくことが出来るんですよね。
時にどちらも選びたくないような選択肢もある中で、悩みながら遊ぶ進めていく感覚は、主人公の思考とリンクするような独特な楽しさがありました。勿論、選択が楽しめるということで周回が楽しめるよう、エンディングは分岐性となっています!
シミュレーションRPGということで、上に上げた「ファイアーエムブレム 風花雪月」との内容比較も気になる所ですが、基本的な内容や物量ではあちらが勝っています。
ただし、ステージギミックであったり、ユニット選択とステージ配置の吟味など、シミュレーション的な作り込みは本作の方が優れているように感じました。
ジャンルの他にも、3国の争いであることやルートが分岐するなど、お互い王道シミュレーションRPGのポイントを抑えていたりもするので、興味があれば遊び比べてみるのもいいかも!
ブレイブリーデフォルト2
スクウェア・エニックスから発売された「ブレイブリー」シリーズの3作目。
シリーズものではある物の、前2作とのストーリー的な繋がりは一切無く、本作からでも問題なく遊べるのが特徴です。
本作はシンプルなRPGなんですが、上で上げたオクトラとはまたちょっと違った、王道なコマンドバトルRPGの楽しさを持っています。
あくまで、ストーリーベースに進めていくゲーム性のため、自由度という点ではそこまでですが、数多く存在するジョブのレベルを地道に挙げていったり、手に入れたスキルの組み合わせをじっくり考えたり、そういうチマチマした部分が楽しめます。
ストーリー自体も出来が良く、オーソドックスなファンタジーRPGとしても楽しめる仕上がり。
RPGっていったら、コマンドで戦って、レベル上げを楽しんで、ストーリーを見るものだ!って方には是非おススメしたい作品ですね!
真・女神転生Ⅴ
アトラスの手掛ける「真・女神転生」シリーズの最新作。
本作の特徴は、シリーズとして大きく形を変えた意欲的な作品であることです!
これまでの女神転生シリーズは、大マップからいくつものダンジョンを攻略していくタイプのRPGでしたが、本作は広大なフィールド探索していくの形に変貌を遂げているんですよね。
そのためか、これまでになかった、探索要素が大幅に強化されており、それに併せて探索が楽しくなる様々な収集要素を盛り込んでいました。
それでいて、シリーズから引き継がれた悪魔の育成や、合体などの魅力もしっかり健在なので、ハックスラッシュ的な楽しみ方が更に磨き上げられています。
ストーリーやキャラクターの描写がシリーズ作品の中ではいまいちな点がたまに瑕ですが、ワンランク先に進んだアトラスの作品が気になる方は、是非体験してみてください!
ソフィーのアトリエ2
ガストの手掛ける「アトリエ」シリーズの作品。系譜としては不思議シリーズの4作目となります。(ただし、時系列ではソフィーの後。)
本作はですね、ナンバリングとしては一つ先のシリーズである「ライザ」シリーズのシステムを取り入れ、新しく生まれ変わった不思議シリーズ作品となっています。
採取や調合がやり易くなっただけでなく、モデリングの向上やフィールドのパワーアップなど、様々な面が当時から大幅に強化されていました。
それでいて、不思議シリーズの良さである「パズル形式の錬金システム」や、レシピ発想、美しい世界観といった部分はしっかり継承されているので、まさしく不思議シリーズの決定版と呼べる内容に仕上がっていました。
ストーリーに関しては続編という立ち位置上、ソフィーを遊ぶ必要はあるものの、パラレル時系列なので他作品を遊ぶ必要は無し。
話題性の強いライザとはまた違った魅力を持つ、オーソドックスなアトリエタイトルなので、興味がある方はソフィーとセットで是非遊んでみてください!
モンスターハンターストーリーズ2
カプコンから発売された「モンスターハンターストーリーズ」シリーズの2作目。
本作のポイントは、携帯機相応の内容だった前作から、据え置き機相応の内容へと大きくパワーアップしている所です!
等身が上昇して見栄えが良くなったキャラクター、広大になったフィールド、力の入った演出など、和製大作RPGと比較しても遜色ない作り込み具合。
それでいて、前作から引き継がれた育成系のシステムも正統進化しており、育成系RPGの枠としても定着しそうなポテンシャルを感じられました。
一点、ストーリーに関しては前作から地続きになっており、前作がSwitchで遊べないのが歯がゆい所。まあ、Iosでも展開されているので、気になる方は3DSかIosでのプレイをどうぞ!
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
セガから発売された「ペルソナ」シリーズのナンバリング最新作。
本作はですね、5の完全版タイトルなんですが、とにかくボリュームが凄まじいです!
無印ペルソナ5ですら、75時間~80時間がクリア目安の大作だったんですが、本作はそれに15時間前後かかる追加シナリオが収録されているので、普通にクリアするだけで90時間前後が目安になるかと。
それでいて、キャラクターイベントをコンプリートするために周回なんてした暁には一体、何時間遊べてしまうのか..?ってくらい。
内容の方は、ペルソナ5自体の出来が良いのもあってペルソナシリーズに詳しくない方でもおススメできます。ストーリーも面白いし、遊びやすいので、ライトユーザーでも大丈夫かなと思いますね。
ただし、完全版としてはちょっといまいちな点も多いので、未経験ユーザーの方がよりおススメできるかな。
学園物のRPGとしては一番手にくるシリーズだと思うので、そういう作風を遊びたい方はぜひ本作を!