炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

ペルソナ5クリア

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後期が始まってそろそろ1週間ですがいまだにまともな生活に慣れず寝まくっています
そして夜寝る時間は遅くなっていくという圧倒的悪循環である

はい、ペルソナ5クリアしました
クリア自体したのは昨日なのですが正確には一昨日の時点でラスボスは撃破済みでした
エンディングだけ見てなかったという感じですね、そして昨日だけでは書きたい内容が多すぎて終わらなかったという
いやー長かった長かった
なんとか二週間はかかりませんでしたが想定より20時間くらい長かったです
現時点で今年発売されてプレイしたゲームの中では最長かな

プレイ時間は70時間55分です
そこまで寄り道とかはしなかったとはいえある程度のサブ要素はこなしていたので
まあ平均的なプレイ時間かなーと思っていますがどうなんでしょう
ただ何回か全滅して戻されたのもあったのでそれも足すと+3~4時間程度増えるかもしれません
それを足すとペルソナQとだいたい同時間くらいですかね
ちなみに難易度はノーマルです




前回の記事通りネタバレ防止のためか全くスクショが取れなかったのでレビューができません!
必要な配慮なのかもしれませんがなんかなー…と思ってしまいました
仕方ないので感想を並べていきます

※以下ネタバレ注意
未プレイの方しもったいないし見ないことを推奨
いやほんとにもったいないので












































もともとの期待値はそれなりに高かったのですが
個人的に設定していたハードルは軽々飛び越えてきた感じの印象です
とても面白かった

発売前は真4Fとどちらが面白く感じるかなーとか考えてましたが
これは難しいです、ほんとに甲乙つけがたい
この2つを1年の間に出すんだからもうアトラスはすごいとしか言いようがないですよね
ほんと感謝感謝です

・ストーリーについて

個人的に今作で一番面白く感じたのはストーリーと演出の部分
序盤から中盤にかけてはそこまで話も大きく動かずある程度想像していた感じでしたが
僕はあまり前情報を仕入れていなかったのでそれでもかなり新鮮に楽しめました
主人公の不憫な扱いとか、ほんと初見だと少しびっくりしましたね
4との落差もありますが

で特に面白かったのが中盤から後半
ここら辺では怪盗団が上げて下げられる展開みたいなのが続くんですが
その中で悩んで葛藤しながらも協力して前に進むみたいな展開が綺麗にまとまっていたと思います
そうそう、こういう展開が欲しかったんですよ
4にはこういう挫折みたいな描写が足りなかかったような気がするんですよね、全く無かったわけではないんでけど
こういう描写がしっかりあるからこそパーティーの結束や
友情信頼みたいな要素がより浮き出るんですよね
そのおかげかパーティの名残惜しさは最近プレイしたRPGだと一番です、いいパーティだったなー
展開自体も非常に練られており11月以降の展開は驚きの連続でした
確かにこれはネタバレ対策もするわなと
個人的に今年プレイしたタイトルの中では一番ストーリーが面白かったと思っています

・演出について

今作はメタ的な観点から逆に引っ掛けるみたいな演出も多くてびっくりしましたね
例えば最初の主人公が捕まるシーン
あれって普通に先のネタをばらしておいてどういう経緯でそうなったかを想像させるためだけに
その部分だけ最初に置いたんだと思うじゃないですか、というか僕はそう思っていたんですよ
なので11月のあの今までのシーンが回想シーンならでは
むしろ回想シーンじゃなきゃではできない演出には非常にびっくりしましたねー
主人公達がプレイヤーを騙してくるとかいうすごい展開
裏切り者の正体自体も僕は普通に引っかかりましたがそれ以上に演出が秀逸過ぎましたね

もう1つメタ的な観点でびっくりしたのが真の黒幕だった偽イゴールさん
いやーあれはずるいですよw
まさかの声優さん変更すらも伏線とか予想できるわけないじゃないですかーw
それはずるいなって思いました
でも調べると結構怪しいとか感じている人もいたみたいですね
てっきり僕はイゴールの前任声優だった田の中勇さんがもう何年も前になくなっていたので
今作ではキャラを一新していくのかなと思っていたんですよねー
まさかの黒幕に本物登場の演出まであって開いた口がふさがりませんでした
これはシリーズをある程度知っているからこそ引っかかるいい演出

ところであの本物さんの声の素材は過去作から引っ張ってきたんでしょうかね…?
うまいことやっててちょっと笑ってしまいましたが
あとラヴェンツァ可愛い、もっと出番欲しかった…

・キャラクターについて

今作はキャラクターも良かったですね
特にキャラクターエピソードは全体的に面白かったです
僕が10まで行けたのは戦車、恋愛、皇帝、死神、星、太陽、運命の7つ
節制も9まで進めたんですが最後の方上げられなくて止まっちゃいました、あれよくわからない
パーティメンバーは祐介までしかあげられませんでしたね
というか残りはスタータスレベル5以上が要求されるので絞らないと無理だと思います
僕は星を上げるために全て費やしてしまったので普通に無理だったという
いやでもあげようと思えばあげられたのかなー。うーん諦めてしまいましたが
いろいろ見ているともう少し上げている人のが多いみたいですね

それもこれもひふみんが可愛すぎるのがよくない、よくないですね
あれは童貞が好きそう(自虐並感)という冗談は抜きにしても
全体的に魅力的なサブキャラが多かった今作でも屈指だったと思います
キャラ自体もくっそ可愛いしコープ10の東郷システムの使い勝手もいいし素晴らしい
ハワイイベントとかで優遇されてるし公式も好きなんだろうなーとも
まあそんなわけで即効で10まであげました、後悔はない
後はダメ寅さんの話が印象深いですね、あれ上げやすいのですぐマックスになるのもいいし

パーティーキャラクターだと誰が人気なんだろうなー
ネットを見た感じだと女キャラは双葉と真が強い感じですけど
杏不人気すぎて可哀想、確かにヒロイン属性は薄すぎますけどそんなに悪いキャラでもないでしょ…w
男キャラは竜司が結構ボロクソ言われてますね
確かにストーリー上の役割分損している感じはありましたが
コープを全部やった限りではそんなに嫌なキャラでもないかなと個人的には感じました
後単純に戦闘で便利だったので最後まで使っていました
後祐介は良識のある変人枠、コープの展開は割と面白かった

でもまあ僕はやっぱりパーティーだとモルガナが一番好きかな
可愛さとかっこよさが絶妙でいいキャラでした
クマは良くも悪くも印象薄いんですけどこちらはストーリー上重要な役割を背負っていましたし
割と優遇されていましたね
結局度々出てきた夢のシーンはミスリードだったということでいいのかな?
てっきりラスボスにでもなるのかと思っていましたが最後まで残れてよかったですね

・戦闘について

さて、ここまでは絶賛な感じでしたが戦闘にはいくつか不満があります

基本的にUIは非常にスタイリッシュになっており作風に合っていてよいとは思うのですが
何度か戦闘してみると特にシステムは大きく変わってないことに気づいてしまうんですよねー
まあそれでもプレスターンバトル自体の完成度が高いのもあって
雑魚戦はそれなりに楽しみながら進められたのですが

個人的に気になったのはボス戦
相変わらずボスに弱点がなくダレがちなんですよねー
一応4の時よりは演出やシステムで工夫は感じられたのですが
それでも基本的に高威力の技で殴って回復するだけなのがなんだか地味に感じてしまいました

似たような戦闘システムで最近プレイした「幻影異聞録#FE」や「真・女神転生ⅣFINAL」は
ボスにも弱点が存在し弱点を突かれると耐性が切り替わる、または弱点を突かれると能力が上昇するなど
工夫が入っていたため今作もそういうのが欲しかったかなーと
これは4の時点でも思っていたので今作で改善して欲しかったんですけどねー
大して強いボスもいないのでとにかくボス戦の印象が薄いのは変わらず

特になんかラスボスは弱すぎて拍子抜けしてしまいました
レベルの上げすぎかもしれませんが各技の威力が妙に低かった気がします
というかアメノサギリですら常時2回行動だったのに常時1回行動しかしない謙虚っぷり
せっかくの七つの大罪をテーマにした大技も単体状態異常付加とかしょぼいものばっかりで
全体に混乱とか魅了付加してくる雑魚のがよっぽど凶悪という
精々消費倍増が厄介だった程度で真4FのYVHVに強さ1割くらい分けてもらえばいいのになと思いました

後は後半以降の雑魚戦のバランスも少し気になったかなー
まあでもこれは僕のプレイが下手すぎるせいなのかもしれないので特に言わないことにしておきます

ま、とはいえ基本的にそこまで悪くはなかったと思います
戦闘後のロード時間もスタイリッシュな画面のおかげで気にならないし
戦闘も演出は優れていましたね

・ダンジョンについて

今作には今までのシリーズにおけるダンジョン枠であるメメントスと
一つ一つが作りこんであるパレスというダンジョンの二種類が存在します
個人的にランダム生成ダンジョンには飽き飽きしていたのでパレスはなかなか楽しめて良かったですね

全体的にギミックもかなり多く存在しており飽きない作りになっていたのも好印象
ただ終盤までいくとやや長すぎる感じもしましたが
まあでも僕はこのくらいでも別に全然いいかな
所々にセーブできるポイントもありましたしプレイはしやすかったですね

後今作はダンジョン内で敵に見つからないように近づき戦闘を仕掛けるといったシステムになっていますが
これは非常に斬新で面白いなと思いました
スパイ系アクションをRPGでやってしまうという発想には脱帽しましたし
実際面白かったと思います
ただ、レベル上げの時とかにはちょっとめんどくさいなと思ったりも
基本見つからった逃げにくいダンジョンが多いのでちょっとリスクが高いんですよね
よくできて入るのですがもう少し洗練すると更によくなると思いました

・音楽について

音楽についてなんですがこれは少し期待はずれだったかなー
全体的に見ればクオリティは十分高いと思うのですが
通常戦闘曲がなんとも微妙で…
4の「Reach Out To The Truth」が良すぎたというのはあると思いますが
3の「Mass Destruction」と比べても印象薄いですねー
クリアまでプレイしたのにイントロが軽く耳に残っている程度で

怪盗っぽい雰囲気はまあまあ出ていたとは思いますが盛り上がりが足りないし全体的に地味なんですよね
もう少しノレる曲にして欲しかった
後ラスボス戦も非常に微妙でした
どうもサビが微妙盛り上がりそうで盛り上がらない感じの展開でがっかり
演出自体は良かっただけにもったいないなーと感じてしまいました

とこの二曲には不満が残りましたが
いい戦闘曲がなかったかというとそんなことはないです
仲間ペルソナ覚醒時の戦闘曲は結構好きですし
終盤の獅童戦や聖杯戦で流れるボーカル入りの曲もかなり好き、今作はあれが一番好きかな
曲名は「Rivers in the desert」かな?
あの曲は大ボスの重圧感とペルソナらしいオシャレな雰囲気が見事に融合していて素晴らしいと思いました
あれがラスボス戦のほうが良かったんじゃないかな

とこんな感じか
決して悪くはなかったしむしろ曲のクオリティは高いとは思うのですが
やっぱり3と4、後Qもそうですが
ハードルが高すぎて微妙に超えられていなかったのが何曲かあった印象です
難しい問題だとは思いますねーここら辺は


以上感想でした
戦闘と音楽がやや不満でしたが
まあそれもハードルが高い故の物なのでそこまでの不満点ではありません
基本的には非常に楽しめましたね
あと気になることと言ったら一週が長すぎてさすがに二週やる気が起こらないという程度か
まあでももともと二週はやるつもりなかったので別に問題なし
書きませんでしたが街の作り込みとかもよくできていました
4の街は閉塞感あって好きじゃなかったのでここも良かったと思います
実にいいゲームでした、ありがとうアトラス