いやーあっという間に5連休も終わってしまいそうですね。残念ながら当方普通に連休明けはしゅっきーんなので長々休みともしばらくお別れです。
ああ。。。もう無理、有休使お。
さて、今回は先日クリアした「ファイナルファンタジーⅦ リメイク」の感想記事。
ちなみにプレイ時間は39時間41分でした。ほとんど40時間ですかね。
個人的には30時間くらいかなーと予想していたんですが、思ったより長かったです。
全体的にRPGというよりもアクションアドベンチャー
本作はファイナルファンタジー7のリメイク作品ですが、全体的にはアクションRPGというよりもアクションアドベンチャーに近い内容に仕上がっているかなと感じました。
そう感じた点はいくつかあるんですが、
・オブジェクトを巻き込んだダイナミックなリアルタイム演出。
・基本的に一方通行な作りで前のチャプターの施設には戻れない(例外あり)。
・フィールドは全体的に一本道気味なつくり。
・唐突にリズムゲームやレースパートが出てくる。
あたりがとくに感じた要因ですかね。
プラチナゲームズ辺りの作品とよく似ている作りになっていたと感じました。
個人的には魅せるゲーム内容になっていたと感じたので、ゲームの作り方としては良い方向だったかなと思います。
ただ、RPGらしい自由度とかに関してはあんまりなかったので、そこらへんは次回作以降に期待したいですね。
こだわりが凄すぎる演出や情景
さすがにスクウェア・エニックスの社運を賭けたタイトルということもあって、全体的なつくり込みは凄いことになっていました。
例えば、街の人々に近づくと会話がそのまま聞こえてくるし(フルボイス)、その数や種類も尋常なレベルじゃありません。
聞かなければ完全にスルー出来る要素をここまで作りこむのはさすが。
また情景のつくり込みもすさまじいですよ。
個人的に中盤で行くことになる6番街のつくり込みが凄すぎて驚きました。
あまりにリアルすぎる夜の繁華街を見事に完成させていて、とても街一つにかける物量じゃないなって。
ここは歩き回っているだけで楽しかったです。
歯ごたえがちょうどいい戦闘
本作、戦闘システムはそれなりに歯ごたえのある内容になっていました。
というのもシンプルなアクションRPGに見えて、実は通常攻撃の威力がかなり低く設定されているんですよ。
そのため、思考停止で殴るだけではかなり難しく感じると思います。
では何でダメージを与えていくかというかATBコマンドを利用したスキルを使っていきます。
でも、このATBコマンドは通常攻撃や、防御など、戦闘に関与しないとなかなか溜まらないんですよね。
そのため、アクションRPGながらいろいろと考える必要があって、ここの調整が個人的にとても良かった。とりあえずみやぶって敵の情報見て、攻略考えて~っていう流れ。コマンドバトルっぽくて好きでしたね。
概してアクション RPGの爽快感とコマンドバトルの戦略性のいいところどりみたいな感じになっていて、とても面白かった。
一部ボスは固くて苦労しましたが、その分倒せた時の達成感は最高でした。
シームレスな音楽
本作の音楽、もともとのFF7の音楽に関してはそれなりに、知識があったのであんまり新鮮だとは感じませんでしたが、良いと思ったのがフィールドBGMとバトルBGMがシームレスになっていた所。
例えば、魔晄炉で通常戦闘になると、魔晄炉のフィールドBGMをバトルBGMっぽい感じで仕上げた曲に切り替わるんですよ。
これ、すごい今風なつくりでいいなって思いました。
アクションアドベンチャーでよくみられる作りですが、とうとうFFでもこれを導入してきましたね。
また、 単純に曲のクオリティも高かったです。個人的には前述の魔晄炉と「陥没トンネル」、「さらに闘う者たち」が好きかな。
まずまずなストーリー
ストーリーに関しては個人的にはまあまあだったかなという印象。
パーティーキャラクターはどのキャラクターもいいと思ったし、話としても全く知らない状態でプレイしたのでそれなりに楽しめました。
ただ、そうはいってもやっぱりこれからが旅路という感じの内容だったので、序章部分を引き延ばしている感はあったかなーというのが正直なところ。
あと、全体的に説明部分が少なく、今作だけだと未回収の伏線も多かったです。
終盤の展開なんかも踏まえるとどうもFF7未プレイ勢を、やや置いてきぼりにしているような印象も受けてしまいました。
ぼくは未プレイ勢ながらまあまあFF7に関して知っていることがあったので、あーなるほどそういうことね、とはなりましたが。
ちょっと挑戦的な内容にしているので賛否は別れそうな気がしています。
ややアクセントにかける
気になったところをあげるとすれば、単調気味なところ。
前述したリアルタイム演出などを導入して工夫しているのは、すごく感じられたんですが、どうしても街ひとつを舞台にしている中であんまりアクセントがないかなーとは感じてしまいました。
例えば、序盤~中盤辺りは、線路(機械ダンジョン)→プレート外部(機械ダンジョン)→魔晄炉(機械ダンジョン)と3チャプター連続で機械系ダンジョンが続くので「またかよ!」ってちょっと思ってしまいました。
機械系ダンジョン自体は、個人的にはそんなに嫌いじゃないんだけどやっぱりアクセントとしてはいまいち。
重々しい内容も併せて、プレイしていて息が詰まってしまいます。
また、街をつなぐ街道なんかも全体的に一本道なうえ、チャプターごとに何度か行き来させられることも多いので、どうにも気になった。
ゲーム全体としては一つの街の中でどうにかRPGっぽくしようという、気持ちは感じられたんですが、やっぱり無理はあるなと色々感じてしまいました。
まとめ
と、こんな感じでした。
ぼちぼち不満点もありましたが、ゲームの方向性としてはかなりいい感じに作れている印象なので、次回作以降が楽しみになりました。
やっぱり予算があるのって強いですね。これだけ豪華な和ゲーってあんまりないですもん。
この内容の作品が基準になればFFのブランド復活もそう遠くないと感じました。
あとはこの物量と作り込みを維持して、定期的なペースで発売できるかだと思います。
厳しいとは思いますが、頑張ってほしいですね。