炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

閃の軌跡Ⅳをようやくクリアした話

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結局クライスタ、買いました。閃の軌跡Ⅳを売ってきたのでそのついでにという感じですね。こちらも程度進んだら感想書こうと思います。

 


さて、ここ最近ずっとプレイしていた閃の軌跡Ⅳ、ようやくクリアしましたよ。


プレイ時間は80時間ちょっと。シリーズ最大規模という名にふさわしい冗長なボリュームでした。


まあ今年プレイした作品だともっと長いのがあったんですけどね。


今回は悟りの境地でストーリーを眺めていたので、前作ほど酷評をするつもりはないんですが、まあざっと感想を挙げていこうと思います。

ハクスラ的な楽しさはあったシステム

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今作、前作の事があったので元々ストーリーには期待していませんでした。


ストーリーRPGと謳っているのに、じゃあ何を楽しむのかという感じですが、意外にも戦闘や成長要素に関してはシリーズの中でも比較的出来は良くて、クオーツの組み合わせやマスタークオーツでのキャラクターの方向性などの試行錯誤は結構楽しめました。


閃に入ってのクオーツシステムはどうにも好きになれなかったけれど、まあ今作くらい突き詰めてくれれば、色々組み合わせが考えられて良かったかな。


クラフトゲージの調整やオート回復など、通常戦闘時にとても快適にプレイできていたので、そういう所は割と楽しんでプレイしてました。 色々キャラクターも使えるしね。


後ボス戦も前作から多少改善されましたね。ボスが永遠と回復してきて嵌め殺しが最善策とかいう崩壊していたシステムから、ブレイクゲージが切れる前にゲージフル回復という、処置を入れてました。


雑な処理ですが、ないよりましだと思います。

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後前作だと存在意義のなかったアーツが、チートオーダーによって復活しました。


終盤は駆動0で高倍率アーツで殴ってれば雑魚もボスも簡単に沈みます。


相変わらず雑ですが、もうバランス調整する気は見えないので諦めました。 

行動の自由度が前作より高い

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全体的に今作の流れは閃の軌跡2の焼きまわしを踏襲しているので、しょうもない学園パートとか、郊外演習とかで行動を制限されることが少ないのは良かったです。


というか1と3の学園パートほんとにつまらなかったですね。東亰ザナドゥのは結構好きだったんだけどなー。


3以降ロードも快適になっていて、一瞬で全く別の街の施設なんかにも飛べたりするのも良かったですね。


3のシステムよりも今作のシステムの方がその利点が活きていました。


結果的にクエストも快適に進められるようになっていて、サブ要素はそこそこ楽しんでプレイしてました。

ミニゲームが面白かった

前作に引き続きヴィンテージマスターと久しぶりにポムっとが収録されていますが、どちらも面白かったです。

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ヴィンテージマスターは前作の時点で面白く感じていたんですが、今作もカードプール増えて面白くなってましたね。


ちょっとバランス的には高コストカードが強すぎて、高コストにパラディン置いておくだけど楽勝だったのは気になりましたが、まあそれでも良かったと思います。

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ポムっとは後半の高難易度に苦戦しました!


場合によっては一キャラ倒すのに20分以上続けていていましたが、何とか全キャラ倒せましたね。

ぷよぷよもどきとはいえ、ミニゲームとしては中々楽しくてこれも良かった。

中々のBGM

3のBGMは正直全然だめだなーって思ってたんですが、今回は結構良かったと思います。


好みにもよると思いますが、通常戦闘曲が割と好きになれたのが大きかったかな。


再起を感じさせる曲で作風にも合っていたと思います。


後、シンクロニシティとかたそがれ緑道といったフィールド曲も中々印象的で、前作で唯一の名曲、Spiral of Erebosのアレンジが多いのも良かった。


それとオルキスタワーでしっかりMystic Coreを流してくれたのは良かったですねー。


まあでも、バトル曲は相変わらず全体的にいまいちでした。ボス戦、音が安すぎる気がするんですが作ってる製作陣が変わったんですかね。


2以前のボス戦とか結構良かったと思うんですけど。Exceedみたいなキレのある曲が全然ないですよね。

シナリオは相変わらずの劇場閃の軌跡

さて、シナリオなんですが、いつもの閃の軌跡、閃の軌跡劇場でした。


まあだから3含めてここまでの展開に満足出来ている人なら、楽しめるんじゃないでしょうか!ぼくは無理でした!

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今作は全体的に茶番感強かったですね。前作のラストで凄い絶望感を演出したと思ったら、あらよあらよという間に都合よく展開が進んでいきます。


何故か敵は舐めプして見逃しまくり、簡単に心変わり、いつの間にか強敵を上回って絆の勝利!みたいな印象でした。


もう突っ込むのも疲れたので無心で眺めてましたが。


気になった点を挙げたらきりがありませんが、特にひどかったのは敵キャラクターとの馴れ合い、謎のユウナ持ち上げ、都合のいい呪い、ワンパターンな展開辺り。


雰囲気はゆるっゆるで戦争の雰囲気を全く感じさせません。


テキストも前作から一切改善無し!(チート、寿く、黒歴史、etc)さすがに適当過ぎるだろう!?この意見届かせてもらう!

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演出も酷かったです。PS2のゲームかな?真の意味での世界大戦()をまるで表現出来ていない…。

シリーズ最高峰に気持ち悪い絆イベント

そのシナリオ以上にヤバい事になっていたのが絆イベント。


閃1から全く面白くないこのシステム、今作ではなんと絆イベント女性キャラクターのほとんどがリィンに告白するor好意をアピールするという、凄まじい物に。


一応、中には結構面白いエピソードもあるんだけど、大体が安っぽい話の中無理やりそういう展開にしてくるのでもう見るのが辛い辛い。


仕方ないので男キャラクターのイベントを優先してみてました。どのヒロインにも何となくのような対応しかしてないし、人として如何と思うでリィン。


そして、メイン女キャラが全員リィンに向いている歪さをあてがうように、男キャラには無理やりサブキャラをくっつけとこ、みたいなのも最悪。


クルトとシュリとか何あれって感じですよ。


個人的にこの絆イベントは最初から最後までキャラクターに歪さを残した、最悪のシステムだったと思っています。黒のイシュメルガなんかよりはるかに邪悪ですよ。

まとめ

と、こんな感じでした。


もっと書きたいこといっぱいあったんですが、まあこれ以上書いても酷評部分にしかならないので甘く見てこれくらいで。


閃シリーズもようやく終わりましたが、全体的に冗長なシリーズでしたね。


1と2は一作に収められたし、3と4も一作に出来たと思います。


今作なんか特に序盤の断章までの展開が無駄に長かったしね。

永遠と引き延ばした結果、4作クリアまでに300時間弱かかるというトンでもないシリーズになってしまいました。空から碧までは250ないのに、敷居の高さぱねぇ!


軌跡としてのストーリーは結局、次作以降も続くみたいで、結社関連の話も色々出てきました。


次は共和国かレミフェリア、アルテリア辺りをやるんだと思いますが、この作風ではかつての輝きは取り戻せないでしょうね。


まあ楽しめている人もいるようなので今後はその層に合わせて、こういう作風を続けていくだけなのでしょう。


情報は追うかもしれませんが、もう軌跡に期待する事はないです。