炎に煌めくゲームレビュー

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【感想】ベヨネッタ3【レビュー】集大成でありながら、次へと繋げる物語~ベヨネッタ3を遊んで思ったこと

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どうも、ば~んです。


今回は先日プレイした「ベヨネッタ3」の記事です。

ただ、タイトル通り、今回はちょっとレビュー的な形から崩して感想メインに書いていこうかなと。なので、固く書くのではなく、色々思ったことを並べていきます。

2から8年の時を経た発売された最新作

ベヨネッタ3。シリーズを追っているファンであれば、この作品が長らく待たされた作品であるということは、周知の事実だと思います。


初めて発表されたのが2017年の12月。そこから、1&2の移植がSwitchに発売されたのが2018年の頭。まさかそこから、5年近くも待たされるなんて当時誰が思ったでしょうか。

2がWiiUで発売されたのは2014年の9月なので、実に8年も経ってしまってるんですよね。あまりに前すぎてぼくも、ストーリーも正直大まか程度にしか覚えてない状態でした。

待たされただけはあるなと感じる圧倒的な密度とボリューム

そんな本作ですが、待たされただけはあるなと冒頭から感じられるほどには、内容の密度、ボリュームの満足感が凄かった!


プレイ時間はクリアまで25時間超。1も2も10時間満たない程度のボリュームだった記憶があるので、めちゃめちゃ長く感じました。


それでいて、引き伸ばし感が強いわけでもなく、どの章でも迫力のある演出や、派手なバトルシーン、ユニークな発想から生み出されるバラエティ豊かなゲームパートなど、プレイヤーを飽きさせない仕掛けが満載。

集大成的な作り込みでもあるし、それだけではない。今までにない仕掛けも盛り込まれていて、そりゃーこんだけ作り込んだら時間かかるなって。

世界各地を巡ることのできる豊かなロケーション

本作、めっちゃボリューミーに感じる理由に舞台の多彩さも挙げられるんじゃないかと。


過去作に比べて、テーマとしている舞台の幅の広さが凄まじいんですよね。

並行世界、マルチバースがテーマなのもあり、渋谷から古代中国、古代エジプトなど、とにかく種類豊か。

それでいて、きっちり各世界の描写は拘っているので、さながら旅をしているような感覚でした。




演出面も凄くて、特に序盤の渋谷あたりのゲーム演出は普通に次世代機的な演出なので、Switchでやるのは相当無理しただろうなーって感じ。(実際激重でしたね。)

映画でも見てるのかって感覚で各地のロケーションまで楽しめてしまうので、お得です。

感心する発想力豊かな仕掛け

ギミックの仕掛けもとにかくすごかったです。ステージごとに毎回ド派手な演出のあるアクションシーンが盛り込まれていますし、

それだけでなく、各地の多彩なロケーションに併せて別のギミックを用意していたり、とにかく濃い。


唐突に2Dアクションパートが始まるに留まらず、音ゲー、格ゲー、シューティングにスパイミッション。


これまでのプラチナゲームズのゲームで見たような演出もあれば、そうでないものもあるので、懐かしさと新鮮さを同時に感じられる素晴らしい作りでした。


これに加えて、ステージ内にはこれでもか、っていうほど豊富な収集アイテム要素が用意されているし、修練というミッション型のやり込み要素まであるので、1ステージのボリューミー感が凄まじいです!

 

途中のステージからは、普通に1ステージ1時間以上かかってしまった!

新世代を意識したゲームデザイン面にも注目

とにかく大盤振る舞いな仕上がりだった本作ですが、集大成である一方で、新世代。次への意識も強く感じられる作品だったと思います。



その象徴となっているのが、新キャラクターのヴィオラ。


彼女は本作におけるベヨネッタ以外の操作キャラクターでもあるんですが、専用BGMから、アクションに至るまで、何もかもベヨネッタとはガラッと雰囲気を変えているんですよね。


そんな彼女を操作するパートが定期的に挟まれるゲーム進行になっているおかげで、ゲーム体験としても単調になりづらくなっており、いいメリハリが付いていた印象です。

まあ、操作がちょっと難しいのが難点なんですけど、BGMがいいのでそれでおつりがくる。

一応、ベヨネッタは1と2である程度セレッサの物語としては纏まっているので、3はどうするのかなって思ってたんですが、しっかり先のことを考えているのは良かったのではないかと。

集大成と新しさを融合させた見事なサウンド

後は、サウンド。これはもう最高でしたね。文句なし。

今回のサウンドはゲームのデザインに併せてこれまでの集大成と、新しさという二軸で作られていた印象です。

いつも通りおしゃれで優雅なベヨネッタ関連の曲、アラビアン、中国、パリなどの舞台に併せた楽曲、一部歌付きのボス戦など、いずれも素晴らしいんですが、

何より魅力的に感じたのがヴィオラのテーマ曲「GH()ST」。


ヴィオラ操作時のバトルシーンで流れるんですが、これまでにない新しいベヨネッタの空気を感じる、直球なロック曲でめっちゃ耳に残るんですよね!

正直この曲ありきでのキャラに魅力を感じられた気もするくらいなので、素晴らしかったと思います。

 

サントラ早く出してくれー!

気になった点

ステージ制との噛み合いの悪さを感じる濃い作り込み

本作、先述した通り、とにかく1ステージが大盤振る舞いでボリューミーなんですよ。

なんですが、正直重すぎてリプレイ性に欠けてるんじゃ...?って思ってしまった部分もありました。

例えば、一つでも収集要素を逃してしまった場合、それを手に入れるためにはもう一度1章を最後までプレイする必要が出てきてしまうんですよね。終盤に固いボス連戦、なんてパートだとやる気が中々失せてくるなと。

そういうこともあったので、収集要素をできるだけ集めながらプレイしていたんですが、そうなると今度はゲーム進行にイライラすることがありました。

これはシリーズ恒例ですが、ベヨネッタってリアルタイムでゲームイベントが進んでいくタイプの作品なので、満足に探索できないまま、次に進んでしまうことがまあまああるんですよね。

だからステージ中に取り逃しに気づいても、後戻りはできないし、モヤモヤするなあっていうのを結構な頻度で感じました。

割り切って無視すればよかったんでしょうけど、やっぱり用意されているものはある程度集めたいのがゲーマーのサガですよね...。(まあ、修練はさすがに諦めましたが...。)

という感じだったので、改めて重いゲームとステージ制って噛み合い悪いなーって。そういう点だと2に比べてシュッとした感じというか、スマートさがなくなってしまったのが要因なんですかね。重いのは重いのでネックな部分も感じました。

人を選びそうなストーリー

※ネタバレ含むので、一応隠します。

ネタバレ(クリック)

ストーリーに関しては、ちょっと手放しでほめられるような内容ではなかったかなーと思いましたかね。

なんだろうな、今回のストーリー。明確に悪いわけではないと思うんですけど、ベヨネッタのらしさでもあるふわっとした描写が、どちらかというと悪い方に作用していた印象なんですよね。

よくわからんけど勢いあるからいいか、みたいな感じで、細かく考えると謎が残るようなシーンが多いんですよね。これはまあ、いつも通りではあるんですけど、過去作と比べると重苦しい展開も多いので、勢いで消化しにくい部分も残っちゃいますしモヤモヤが残ってしまうような感覚がありました。

後は、終盤の展開に関してはですね。前述したとおり、シリーズとしてセレッサの物語は2まででおおよそ描き切られているので、区切りを付けるために主人公交代に踏み切る。その発想自体は別に悪くないと思うんですよ。

ただ、それをやるならやっぱりもっと早く本作を出すべきだったかなー?前作からの時期が空きすぎていて、長らく待ったファンが望むのはあの展開ではなかったんじゃなかったような気がします。

それと、フワッとした描写で終盤の展開やるのも、ちょっと無理がある気もしたんですよね。ルカのところの話も本編のセリフだけだと薄すぎてよくわからないし、ヴィオラとチェシャの存在自体の説明も弱い。

前述したとおり、全部が全部細かく語りきらずとも表現として描写するというのがベヨネッタらしさというのもあるとは思うので、まあ一概に悪いとは思わないんですが、

今作の終盤の展開をやるうえではあんまりその手法が良いとは思えなかったのかなーって、ちょっと思っちゃいました。

ただ、ヴィオラを軸にしてベヨネッタ4を出すのであれば、それはそれで面白そうなので楽しみにしております!

まとめ

以上、作品の感想でした。

とにかく、グルメコースのような豪華特盛で詰め込まれたステージの仕掛けがものすごい作品でしたね。

確かに、それによって出ている問題点はあるにはあったんですが、これだけやりきれば、作品の顔としては十分な要素として仕上がっているでしょう。

プラチナゲームズファンであれば、間違いなく楽しめる内容だと思います。

一方で、ストーリーに関しては賛否あり。おそらく否よりな意見の方が多くなりそうな感触はありました。

ただ、この仕掛けによって次作が楽しみになる要素もあったので、一概に全部悪かったというわけでもなかったですかね。

というわけで、トータルで見たらいいゲームだったのかと。

続編は、どうするんでしょうかね。4作構想であれば、次回作こそがラストになるのでしょうか。その場合は、次は間隔をもうちょい早く発売してくれるとうれしいな!