どうも、ば~んです。
先日、3週間ほどのんびり遊んでいたピクミン4をようやくクリアしました。プレイ時間は40時間弱。
いつも通りかっちりしたレビューを書くかちょっと悩んだのですが、シリーズの見識がそこまで深くないことと、アクションゲームの類ということで、あまり良い内容が欠け無さそうでしたので、ざっくり感想ベースに今回は書いていきます!
- 気づけば前作から10年来の新作
- より深く、より優しくなったゲームシステム
- 制限がないと楽だけど、体験としては印象に残りにくい
- タワーディフェンス型ゲームの楽しめる夜の探索
- 仙人の挑戦状やオリマー遭難記など充実のやり込み要素
- キャラクターは頭に入ってこなかった
- まとめ
気づけば前作から10年来の新作
ピクミンシリーズ、ぼくは前作の3をWiiUで触っただけで、あんまりシリーズに詳しくないんですが、そんな3から4のスパンは実は10年も空いていたようです。
2013年、ぼくの中だとまだ最近なんですけど、時の流れの速さエぐない…?
前作は前作で一応、ブログの過去記事にも微妙に感想っぽいのが残っていたんですけど、ボリュームが少なく難易度が高めで割とピーキーなゲーム、という印象でした。決して嫌いではなかったんですが、そこまで好みかと言われると何ともいう感じ。
そんな感じだったので、本作も発表当時はそこまで注目してなかったんですが、体験版を遊んでみると触り感覚が良かったので購入してみました。
より深く、より優しくなったゲームシステム
本作、過去作の集大成とよく言われていると思うんですが、それも納得でゲームとしての幅が非常に広いですね。
ただでさえ広いマップの中に多彩な収集要素、洞窟、強敵、ミニゲームが隠されているので、色々な所から遊びを体験することが出来るし、どこから探しても探索として楽しく感じられました。ステージによっては時間経過で水位が変化したりするなど、地形も作り込みが細かい。
時間制限もないので、各地を存分に探索することが出来るのも嬉しいですね♪
アクションに関しても、オッチンを追加したことで直感的に動かせる部分が増えて敷居が下がりましたし、時間巻き戻しによってかなりライトユーザー向けの仕様になった印象です。
ピクミンのRTS要素って肝ではあるんですが、いかんせんストレスを感じやすいシステムでもあるのは事実なので、本作はそこをいかに緩和できるかを工夫した、まさしく令和らしいゲームでしたね。
制限がないと楽だけど、体験としては印象に残りにくい
本作、遊んで一番感じたのが制限がないことの楽さと、それ故の体験としての薄さというポイントです。
本作、前述した通りピクミン1や3のように、通常の地上探索に時間制限要素がないため、かなり緩く遊ぶことが出来るようになっているんですよ。マップにある洞窟に至ってはどんなに遊んでも時間経過が一定なので、時間を気にする必要がほとんどありません。
これ、最初に遊んだ時は「お、本作は緩く遊べて楽でいいなあ」と感じました。なんですけど、いざ遊び進めていくと、だんだんとゲーム体験として単調だなあと感じるようになっていったんですよね。
人間ってわがままな生き物だ…。
そこでメリハリとして効いていたのがダンドリバトル、チャレンジです!時間制限の中でスコアをあげて最高評価を得ていく、前作であれだけめんどくさいと感じた時間制限も、ミニゲーム的にその醍醐味をギュッと詰め込むことによって、逆に魅力的に仕上がっているように感じられました。
特にダンドリチャレンジの方は難易度が非常に高く、何度も何度も失敗したんですが、最終的に全てプラチナランクを取ることが出来ました!
こういうタイムアタック要素、いつもだったらここまではやり込まないんですが、本作はやり込みがしやすくなっている点と、頑張ればできそうだな、っていう難易度感覚が絶妙でついついやり込んでしまいました。
ピクミンの一番の魅力が何か?というのは人によっていろいろな意見があると思いますが、個人的には大量のピクミンに適切な指示を与えて効率よくこなす所なんだなと、本作をプレイして初めて気づくことが出来たので、4のこの作りは大正解だったんじゃないかと思っています。
タワーディフェンス型ゲームの楽しめる夜の探索
そんなメリハリあるゲーム性を更に奥深くしていたのが、夜の探索パート。拠点を迫りくる敵から守るという所轄タワーディフェンスの要素ですが、時間制限とはまた別の効率さを求められるので、これはこれで面白かった。
使用するヒカリピクミンはこの仕様に特化した感じで、死なないし、すぐ手持ちに帰ってくるし、フラッシュバーストという強力な必殺技もあるし、とにかく快適な仕様。この軍団を上手く増やして、迫りくる強敵をなぎ倒していくのが気持ちよかったです。
ただ、難易度が全体的に低いので、もう少し歯ごたえがあっても良かったかなあと思いました。例えば、敵を全滅させなければいけないステージがあったりしたら、より順番を考えていく必要とかもありそうだったので。そこらへんは追加要素にあれば期待したい所です。
まあ、とあるボスの初見殺しは食らったんだけど!
仙人の挑戦状やオリマー遭難記など充実のやり込み要素
そんな感じで本編だけでもかなり要素が豊富で充実している本作なんですが、それに加えていくつかのやり込み要素もあるのが凄い!
仙人の挑戦状は、ダンドリと同じく評価要素があるため、やり応え抜群の10ステージを楽しめる仕様。まだ半分くらいしかプラチナ取れてないので隙を見てコンプリートしたいなーって思ってます。
また、本作におけるオリマーの過去のエピソードを体験できるオリマー遭難記は、日数制限有という本編にはない要素を体験できる内容でこれも面白かった!
普通に作り込みがエグいですし、DLCの内容と言われても違和感ないくらい、がっつりしたボリュームが驚かされましたよね。
キャラクターは頭に入ってこなかった
一点、ざっくり気になった点としては、レスキュー隊のキャラクターが頭に残らなかったこと。キャラ付けにあまり魅力を感じなかったので、チュートリアル以外の役割として印象に残りませんでした。
個人的には探索中にほかのキャラがちょくちょく話しかけてくる仕様は、なんかこう探索の静寂感というか、未知の場所を探索している感覚が減ってしまうので、いまいちかなって思ってしまいましたね。
あ、でもオッチンはとてもかわいくてよかった。宇宙犬、あまりに強すぎるし便利すぎるので過去作ファンからは賛否ありそうですが、ゲームをがっつり遊んでいると、お世話になりすぎるので必然的に愛着がわいてくるんですよね。もはやオッチンが主人公なのでは?
ピクミン4は犬ゲーです!
まとめ
以上、感想でした。総じて緩め探索パートとやり応えのあるダンドリ要素をミニゲームとしてミックスさせた所が見事に噛み合っていて、ゲームとして非常に面白かったです。
どちらにも良さはあると思いますし、個人的には本編に時間制限があるのはやっぱりめんどくさいなあと思ってしまう所もあるので、本作のような調整がベストに感じました。両方要素としてあることで、初めて良さが分かる。そんな気づきが得られましたね。
ゲームとしてこれ以上拡張するのであれば、個人的にはダンドリ系の方を追加したり補強したりして欲しい気持ちがあります。例えばオンライン要素を追加するとか。売上も好調のようですし、追加コンテンツにも期待したいですね!