炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

それなりには楽しめた ペーパーマリオ スーパーシール レビュー

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うー今月は買うゲームもなくてつまらないなぁ
2月に2本、3月はまだ未定って感じなんだけれど
今やるゲームがドラクエ10と軌跡しかなくて飽きかけてる件

さてレビューいきまーす
今回のレビュー作品は12月に発売された「ペーパーマリオ スーパーシール」




思いっきり評判が割れているので有名ですよね
一応クリアしました
プレイ時間はクリアまでで23時間35分
詰みの連続だったので結構やった気もしますがまあこの手のゲームだと
平均的じゃないかな?

・独自性

まず私が本格的にプレイしたペーパーシリーズは初と言う事をご了承ください
今までのペーパーシリーズは少しかじったことがある程度なので
色々調べたりはしましたが

まず今作の特徴として仲間廃止、レベル性廃止が大きな点ですね
これに関しては過去作のプレイヤーからは大ブーイングのようです
というか今作ってここの点ばっかり叩かれてて正当評価されていない気がしますね

私としては「あり」だとは思います
過去作に囚われていなければ普通に遊べます

がこの2点が廃止されたことによるメリットが見つけられませんでした
レベル性がないと雑魚と戦う目的がかなり薄くなってしまうんですよ
私は戦闘が面白いと思ったのでいちいち戦っていましたが
この形式の戦闘になれている方はわざわざ戦ったりしないと思います

社長が訊く」に書いてありましたが今作は最初はRPGとして作っていたものを
ちゃぶ台返しして作り直させたというエピソードがあったみたいですね
宮本さんは「これじゃ過去作のリメイク」とおっしゃったらしいですが
ここは違うかなと思いました

このシリーズって調べた感じ「変わらないシステム」が評価されている感じなんですよね
Newシリーズと違って
なのでここを変えたのは正直ダメだったと思います
私もRPGを期待していたらアドベンチャーが出てきたって感じでしたので
とはいえ全部発売前に言われていたことなのでちゃんと調べるべきでしたが

また今作は「ストーリー」がかなり薄くなっています
この点も過去作のファンからはかなり叩かれていますね

私としてはこちらは普通に「あり」でした
かなりテンポよく進むし所々に笑える黒いネタがはいっている
なんだかんだでストーリーとしての筋は通っていましたしね

その他追加要素としては「シール」を使ってのバトルと「ペパライズ」でしょうか
「シール」を使ってのバトルはカードゲームみたいでカードゲーム好きとしては面白かった
がここにも問題点が

ボス戦で特定のシールが必要される場面が多々あるんですが
用意しているほどシールに余裕がないんですね
なのでボスが非常に初見殺しです
まあこれは後ほど詳しく

「ペパライズ」の方は文句なしに面白かったですね
謎解きはかなり難しかったけれどゼルダみたいに詰みはしませんでしたから
詰みかけはしましたがw

評価 5/10

・グラフィック

まあなんかあるんじゃない?まあなんかあるんじゃない?

ちゃんと紙の世界としての質感が出ててかなりいい感じです
所々ダンボールで出来ているのもいい
この手のグラフィックは64で既に完成していましたが
その雰囲気を残しつつなおかつ3DSとして違和感の無いというのが凄い

3Dを生かしたつくりにもなっていますしグラフィックの方は文句なしですね
ボスの動きも中々凝ってましたし演出もよかった

評価 9/10点

・音楽

全体的に絵本の世界観が出てる明るい曲が多くて好印象
戦闘BGMも中々に良かった

今作はアレンジBGMが多いんですよね
アスレチック、テレサワルツ、海賊船等
どれも良アレンジで満足

個人的に4面の曲が好き
キラキラした感じでサクサク進めてよかったです
反面3面は色々とトラウマ

戦闘曲だとラスボス戦が良かったですね
ラスボス第2形態戦もよかったけどその後の展開の曲は更に良かった
あの曲はトップ10に入ったなー
スター状態のときのアレンジ曲なんですけど展開的にも最高でしたね

評価 9/10点

・快適さ

セーブ時間も短くステージに出入りする際も特に
これといったロードが無く快適なつくりでした

操作性も普通のマリオに慣れていれば特に問題はないかと

こういう部分はさすがなんですけどねぇ

評価 8/10点

・面白さ

面白いことは非常に面白いんですよほんと
世界観やシールを使ったシステム、BGM等はほんとよく出来ているんです
がそれ以上に残念な点が多々

まずヒントが酷いです
公式に「ルーシーはヒントをくれる」って書いてあるんですが
ヒントがもはやヒントとしてなりたってないです



3面にてハナチャンの体を探すイベントがあるのですが手がかりなし

ヒントを聞く

ルーシー:ハナチャンの体はどこかしら?

これには殺意が沸きましたねw
これのどこがヒントなんじゃー

Newシリーズはあそこまでライト向けに設計してるのに
この差は一体何?

後オリジナリティであげたボス戦の初見殺し

※画像ネタバレ注意
まあなんかあるんじゃない?まあなんかあるんじゃない?

私が初見でいけたボスは4面と5面のボスのみ
他は無理でした

その中でも一番鬼畜だったのはキングテレサとラスボス、クッパ
キングテレサはHPは90ととても低いのですが開始数ターンで
周りのライトが灯って姿が消えます
消えるとダメージが与えられないのでとげボウシでも持ってない限り終了です

私の場合1ターンで火が灯りオワタ\(^o^)/ってなりました

後ラスボスはほんと鬼畜
まずジャンプが本体に通らないのでほぼ意味ないです
私はばねジャンプメインでやっていたので初回は半分くらい無意味にシールでした

また第一形態で4連戦、第2形態戦までと非常に長い戦いです
特定のシールを事前に集めないとまず無理です

特に第一形態4戦目はワンワンをしっぽで跳ね返さないとおわりません
あれはしっぽ持ってないと無理なんじゃないかな?

とにかくボス戦においても非常に不自然さが目立ちますね今作は

このゲームは色眼鏡かけずに評価してもこういう点において色々問題があると思う
とてもライトユーザー向けとは思えない
いや、元々ライトユーザー向けじゃないのかな?

評価 4/10 点

・その他

$まあなんかあるんじゃない?

ルーシーというキャラがよかった
ヒントをくれないという点を除いて

3面の蜘蛛の面のイベントもよかったし
ラスボス戦の展開では不覚にもうるっと来てしまった
(※ネタバレ ギラギラシールの力でクッパに攻撃が通じないところで
       ルーシーが自らを犠牲にマリオに力を託すという展開)

エンディングで生き返ってよかったけど

最初はラスボスかと疑ってごめんよ、ルーシー
ペーパーシリーズはクッパ以外がラスボス多いと聞いてたから思わず身構えてしまった

後ボススローマン戦の話もなかなかに良かった
私はああいう話に弱くてこっちでもついついうるっときてw

ストーリーは薄いけどそれぞれにある話は中々良いと感じましたね
ここは大いに良かった

+6

・総合評価

シリーズとしては異質な作りで色々と悪評な今作だけど
ゲームとしてはそれなりの出来ではある

ただ色々と任天堂らしからぬ不親切さが非常に目立つ
世界観やBGM、謎解き等を求めるなら買い

私としてはそれなりには楽しめたけど良ゲーには一歩及ばない感じ
決して糞ゲーではないので気になるんだったら買ってもよし

評価 74/100

総合評価の基準

90~100 神ゲー
80~90 良ゲー
70~80 凡以上良未満
60~70 凡ゲー
それ以下 糞ゲー