炎に煌めくゲームレビュー

主にコンシューマーゲームの感想を取り扱うブログです。

映画ドラえもん のび太の新恐竜を観てきた!

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 昨日、この記事とほとんど同じ内容の記事を45分くらいかけて書いてたんですが、

HTMLのsummary,detailsの設定をミスって、ネタバレ箇所を全部削除して

更新されるとかいう最悪のミスが発生しました。

全くバックアップがなかったので久しぶりに全部書き直しになりましたよ。

最悪ですわ。。。

 

さて、今回も「映画ドラえもん のび太の新恐竜」を

無事公開初日に見てきました。

コロナ禍なので映画館がどうとか言われそうですが、

個人的に開いているものに行くのは自己責任なのかなあと思っています。

実際レイトショーだったからか人もがらっがらで満員電車より

全然密度も低いんじゃないかなーと感じました。

いつも通り今回も感想を書いていきたいと思います。

 

以下、ガッツリネタバレなので隠す処理を入れてみます。

 

 

ネタバレ

 全体的に見どころが少なく、地味な作品

まず今作を観るにあたって、僕は珍しくほとんど情報を見ずに行きました。

コロナで延期したのもあって、ばたばたしていたらいつの間に公開日に

なっていたという感じだったんですよね。

 

そんな状態で観た今作ですが、全体的に地味な作品だったかなという印象です。

劇場版ワーストクラス(5年前のとか10年前のとか)とまでは行かないけれど、

内容の充実感に欠ける作品だったかなと。

終盤の展開は素晴らしかったし、テーマのよく理解できました。

まさかの再登場を果たしたぴーすけのシーンもインパクトはすごかった。

でもそこだけだったかなあ。

どこかで見たことのあるような内容をだらだら続けていたら、

いつの間に最後まできてしまったかのように感じてしまいました。

 

話としても細かいツメが甘すぎる。

歴史を介入してはいけない、というルールのはずなのに

そもそも最初のジュラ紀で道具を落としたから生き残ったのでは、

思いっきり結果を変えているじゃないかと。

先に話の結末を考えてから話を決めているような感じがしました。

作品の目指した立ち位置が良く分からない

そもそもの話、今作は何を目指して作られたのかが良く分かりませんでした。

恐竜、2006の話を模倣して、全く新しいものを作りたいのか。

それともリメイクのような形で作りたいのか。

 

今作の監督脚本コンビが作った宝島はそこが非常にはっきりしていて、

南海大冒険と見せかけて機械系SF!という要素で殴ってくるコンセプトは

非常にインパクトがあり、好印象だったんですよね。

 

でも、今作はそこが非常に中途半端だった。

終盤のテーマは元から全く別のテーマを描いている一方で、

序盤、中盤までの流れは既視感が非常に強く、内容が薄く感じます。

良い話か以前に、既視感があると

その分だけ物語に対しての没入感は薄れてしまうと思うんですよ。

それこそ現代編なんて流れがほとんど一緒のため

展開が簡単に予想ができてしまいます。

 

また、ぴーすけの演出も良く分からなかった。

過去の劇場版と話が繋がっているのならば、

今作ののび太はもっと成長している必要があるんですよ。

それなのに、全く過去作と同じ流れで同じ行動を見せられても、

じゃあ、あれはどう解釈すればよいのでしょうか?

パラレルワールド?記憶喪失?

まあ、たいして考えずに作っているんでしょうね。

宝島もそうだけど、こういう細かいとこがなあ。

素晴らしい終盤

欠点ばかり述べてしまいましたが、終盤の盛り上がりは素晴らしかったです。

近年有力になっている恐竜鳥進化説を軸に、

隕石というイベントの中で、今作の「努力をあきらめらければ、報われる」

というテーマをうまく演出、内容に織り交ぜてられていました。

悪役がいないという作風の中での終盤の盛り上げ方としては見事で、

そこに関してはやっぱり勢いのある作品を作るコンビだと思いましたね。

 

正直終盤までは、これあかんかな。。。って思っていたので、

そこで個人的な評価はだいぶ持ち直しています。

全体のまとめ

と、こんな感じでした。

内容が薄すぎてあまり語れることがないですね。

終盤は一見の価値はあると思うけれど、

既視感が強いうえに単調なので印象は薄かったです。

 

今作のコンビは、宝島を観て期待していたんですが

ちょっと今回はいまいちだったかなぁ。

もう少し終盤以外にも勢いを感じさせてほしかったですね。

流れが単調すぎて独特の作画も活きている感じがしませんでした。

 

秘密道具博物館≧鉄人兵団≧新魔界大冒険= 月面探査機=宝島=新日本誕生>>南極カチコチ大冒険≧大魔境>>奇跡の島=緑の巨人伝=恐竜 = 新恐竜 New! ≧宇宙開拓史>>>>人魚大海戦=宇宙英雄記

 

個人的な評価はここら辺になってしまうかなぁ。

最下層ではないけれど、外れでしたねぇ。ここ5年で観ていて一番退屈でした。

やっぱり0年5年の作品は外れなのか。。。

未だにこの法則を抜け出せないのが気になります。

 

さて来年は宇宙小戦争のリメイク。。。かな?

新作という可能性も無きにしも非ずですが、そんな感じな気がしました。

久しぶりのリメイクということであれば、ある程度安心して観れる

内容になりそうですね。監督は山口晋になりそうですね。

月面探査記の演出にもかかわっていた方のようなので、

期待できるのではないかと。

後はいつ公開になるんですかね。もう8月で行くんでしょうか?

続報を待ちたいです。