どうも、ば~んです。
今回は2023年3月23日に発売を控えている「ライザのアトリエ3」に関しての記事です。
前作からおおよそ2年ぶりとなる、シリーズを締めくくるポジションになるであろうライザのアトリエ3。ここ10年弱アトリエを遊んできたぼくの予想としてはですね、
と期待しています。では、なぜそう思うのか?
下記で本作のポイントと併せて紹介していきたいと思います。
ライザシリーズの過去の分析
本題に入る前にですね、まずはぼくが思うライザのアトリエ1と2に関して簡単な分析をしてみようかと思います。
ライザシリーズは2019年~2020年にかけて2作展開されてきたシリーズで、アトリエシリーズとしては不思議シリーズに続く21シリーズ目。
テーマとしては、青春、冒険、夏にテーマを絞ったさわやかなさを中心とした内容になっていて、良くも悪くもアトリエとしてはやや変わった雰囲気な仕上がりが特徴的です。
一部インターネットでは、トリダモノ氏が手掛けるキャラクターデザインが人気を博していて、それが功をなしたのもあるのか、一つ前の不思議シリーズよりもセールス的な面では好調で、本シリーズからアトリエを遊んでいるユーザーもそれなりにいるようですね。
では、具体的に1と2の持つそれぞれの特徴を分析していこうかと思います。
カツカツな製作期間からオリジナルの魅力を生み出したシリーズ1作目
まず、ライザのアトリエから。この作品はですね、作品全体からカツカツの中作った感
が伝わってくるような作品でした。
というのも、近年の作品の中でもダントツで削られている要素が多いんですよ。
具体的に上げると…
・キャラクターイベントにボイスがなく、内容もかなり物足りない。
・キャラクターエンドも廃止。
・パーティーメンバーが6人と少なめ。
・ただ狭いだけのフィールド。(過去作よりも狭い)
・全体的な楽曲数の減少。
・バックログを筆頭に、手が行き届いていない品質の粗さ。...etc。
ざっと挙げてみただけでこれだけあります。新しいシリーズだから変えたのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実際、ここで挙げた点の多くは次作のライザ2で解消されていたんですよね。
この要因は何となく推測できるので、後述するとして、一方でカツカツながらも本作独自の魅力も存在する作品でした。その一つがメインストーリー。
本作のメインストーリーはですね、アトリエシリーズの中でもかなり質が高かった印象で、物語として純粋に面白かったです。特に起承転結の作りが上手くて、色々な要素が綺麗に繋がっていくような感覚が気持ちよかった。
後はですね、戦闘システムをリアルタイムバトルに変更していたり、夏、冒険といった今までになかった雰囲気を前面に押し出していたり、新しいシリーズを打ち立てよう!という意欲は色々感じられました。
当時、ぼくは過去作からの劣化具合がどうしても気になってしまって、記事では酷評してしまっていますが、その後の作品を見る限り、本作の場合は色々と事情があったことが推察できるので、そこらへん踏まえるとまあ悪くはない作品だったのかなと今では思っています。
粗い部分は多いものの、1から大幅なパワーアップを見せたシリーズ2作目
次に、ライザのアトリエ2。こちらはですね、前作で削りすぎた部分はしっかりと取り戻し、更に色々なシステムも進化させた意欲作なんですが、作品としての粗さも多いという、そんな感じの作品でした。
特に、1でオミットされていたキャラクターイベントやフィールド面も大幅パワーアップ、不便だった新システムの改善が大きく、初見での触り心地が恐ろしいほど良かった!
正直、1のこともあったのであまり期待はしてなかったので、いい意味で驚いた記憶があります。
ただ、結局最後までプレイすると、いまいち魅力のないストーリーに、グダグダなまま終わってしまった追加システムと、崩壊気味の戦闘バランスが気になるという、何とも尻すぼみ感があったのは残念ではありましたが、まあトータルで見れば悪くはなかったかなと。
世間だとね、ストーリーの関係であんまり評価されてない印象ですが、個人としては、後年のソフィーのアトリエ2が素晴らしい作品になったのも、本作のエンジンのレベルの高さの影響もあったと思っていますし、まあまあ印象の良い作品だったりします。
ライザのアトリエ3に期待できる3つのポイント
さて、ざっと2作を振り返ってみました。ここからは本題となる、なぜライザのアトリエ3に期待できるのか?という点を分析していこうかと思います。
シリーズの新作期間に十分な空きがある
一つ目のポイントはですね、シリーズの作品感覚に十分すぎる空きがある点です。
あくまでぼくの想像ですが、ライザのアトリエ1作目があれだけ削りに削った感じになってしまった背景は、当時のガストの作品発売間隔に難点があったのではないか?と思っているのですよ。
当時、2019年のアトリエシリーズは1月に「ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~」、3月に「ルルアのアトリエ 〜アーランドの錬金術士4〜」、そして9月に「ライザのアトリエ」という異様に密度の高い発売スケジュールでした。
ネルケはジャンルが違うし、元々2018年発売だったのがずれただけだったからまだともかく、ルルアは同ジャンルのRPGだし、ガスト規模の会社では結構無理をした発売スケジュールだったんじゃないかなーっと。
実際ですね、不思議シリーズ時代もガストは1年1作縛りで発売していたんですが、フィリス以降は結構無理をしているのが伝わってくる内容と展開だったんですよね。毎回発売日とか延期していましたし。
という所なんですが、今作の場合前作からは2年も空きを取れていますし、ガスト的な前作である「ソフィーのアトリエ2」からも1年前後空いています。
厳密には裏で担当している作品があるかもしれませんが、表で見る限り他のタイトルも精々スマホゲームの「ブルーリフレクション燦」くらい。割と力を注ぐだけの余裕はありそうに見えます。これが予想ポイント1ですね。
などということをですね、この記事を書きだした2023年の1月には思っていたんですが、残念ながら本作、発売1ヵ月延期してしまいましたね…。
年度末発売ということも併せて、若干嫌な雰囲気が漂っていなくもないような気もしますが、まあ、そこは逆にとらえて、これだけ間隔があったのにも関わらず、延ばさざるを得なかった作品の濃さ故と考えましょう。
いずれにせよ、作品間隔の密度は低いので、突貫工事な仕上がりになっている可能性は低いのではないかと思います。
延期が若干の懸念点…。
着実に近年のガスト作品のレベルが上がってきている
2つ目の理由はですね、近年のガスト製タイトルの出来が着実に上がってきていることです。
コーエー傘下に入って早くも10年が立とうとしているガストですが、黄昏~不思議シリーズの間は良くも悪くも作品の出来が不安定な所がありました。その間に展開された、よるのないくにやブルーリフレクションなども含めてね。
ただですね、ここ最近は割と作品のクオリティが安定してきている印象なんですよね。
前述したライザのアトリエ2もそうですが、その翌年に発売された「ブルーリフレクション 帝」はストーリーが評価の大きな要因とはいえ、RPGとして前作から大きく進化した姿を見せてくれました。
また、昨年に発売された「ソフィーのアトリエ2」では、不思議シリーズの良い部分とライザのシステムをミックスさせて、不思議シリーズ最高傑作なのでは?と感じられるほどの魅力あるタイトルに仕上げていた印象です。
RPGとしてもですね、近年フィールドがかなり広大になってきて冒険感が楽しめる内容になってきていますし、戦闘の演出も和製RPGとして申し分ないクオリティに仕上がってきました。
実際に事前情報を見ても、フィールドや戦闘システムは2やソフィー2で展開していたことを正統進化させている印象ですし、モデリングを始めとしたグラフィック面も一皮むけていそうで、
更に進化したアトリエの姿を見せてくれるんじゃないかな?と期待が持てると思うんですよね。これが2つ目の理由です。
シナリオライターがライザのアトリエ1の担当
3つ目の理由はですね、本作のシナリオライターがライザ1と同じ担当であることです。
本作は当初から、シナリオライターとしてライザのアトリエ1を担当していた「高橋弥七郎」氏の再起用を大々的に発表していました。
ということはですね、おそらく開発側も1のシナリオの評判がよく、2のシナリオの評判がいまいちなことを理解していると思うので、今作のシナリオは期待できるのではないかと思うんですよね。
シリーズ最終作ということで、これまで深めてきた錬金術や異界といった設定の総決算も期待できそうですし、過去作のキャラクターも大集合ということで、密度の高い物語が楽しめるのではないかと。
前2シリーズのアトリエ最終作はね、いまいちシリーズとしての最終作っていう感じのまとまりがなかったので、今作は綺麗に終わってくれることを期待しています!
1と2の良いとこどりのような作品になったらいいなあ。
まとめ
以上、ライザのアトリエ3に期待できる要素まとめでした。
この記事自体は、あくまでPVや情報から判断した予想でしかないですが、実際先日辺りから出ているプレイレポートなどを見ていても、だいぶ感触良さげな印象なので、大方外れてないんじゃないかなーなんて思っていたり。
ライザ、秘密シリーズは、個人的には黄昏不思議ほどの愛着はないんですが、なんだかんだ、シリーズ追ってきたので、本作での綺麗な完結が楽しみになってきました。
シリーズ最終作ということで、プレイするハードルはやや高いかもしれませんが、前2作を遊ばれていた方は、是非楽しんでいきましょー!