どうも、ば~んです。
今回は「テイルズオブアライズ」の追加コンテンツ「Beyond the Dawn」の感想記事です。
プレイ時間は23時間30分。クエスト系は全てクリアして、そこらかしこの強敵も大体倒したかな…?パーティートークも全部見たのでやれることは凡そやりつくしたかと。
DLCコンテンツのボリュームとしては比較的多めで、価格相応ではあったのではないかと感じました。
2年越しとなるまさかのDLCコンテンツ
本作は2021年に発売された「テイルズオブアライズ」の追加ダウンロードコンテンツ(以下DLC)です。
昨今、本編の追加ストーリーをDLCで展開するという流れはちょこちょこ見かけるようになってきましたが、本作の場合、2年経ってから唐突なタイミングで発表されたので、中々意外感がありました。
特に、内容的にも綺麗に終わっていた作品だっただけに、一体どういう話しをやるんだろう?と。でも、キャラクター的にも魅力のある作品ではあったので、彼らの会話ややり取りがまた見れる、というのは発表当初から楽しみにしてました。
以下では、そんな本コンテンツの魅力を解説していきます!
色々なキャラクターのその後の姿が見れる楽しみ
本作の最大の魅力は、本編のその後のキャラクターの姿が見れること。これに尽きます!
(※テイルズ オブ アライズ(PS4版)のスクショ)
やっぱりRPGっていう題材の関係上、キャラクターがどんどん成長していって、大団円でエンディングを迎えるっていう作品は多く、アライズも割とその形に近いんですよね。
でも、そういうゲームってクリアに近づくと、「ああ、この冒険ももう終わりなんだなあ…。」って一抹の寂しさを感じるんですよ。いいゲームならではなのでいいことなんですけど。
本作はそんな綺麗に終わった作品の1年後を描き、キャラクターが本編で成長した姿、築いた関係性をプレイヤーが望む形で見せてくれています。キャラクター魅力の高いテイルズシリーズだからこそ、こういう描写を見れるのは非常に価値が高く感じました。
本編が終わったから良し、ではなくしっかり成長が描かれている描写が良い!
メインキャラクター6人の描写でよかったのが、しっかりと本編後だからこうなる、という成長や変化が見られたこと!
特にアルフェンは本編後だからこそ、新たに抱えた迷いや悩みをシオンやそれ以外のキャラクターに支えながら、ちゃんと答えを見つけていく流れがとても説得力があったし、綺麗で良かったです。
それぞれのキャラクターにスポットを当てた「キャラクターサブクエスト」も出来が良く、キャラクターの現在の生活を色々な形で描いています。それぞれ悩みとか、後悔とか、色々な感情を抱えながら前を向く姿が眩しい!
基本的にはやっぱりペア押しという感じで、キサラとテュオハリム、ロウとリンウェルの組み合わせが多かったですが、見たい描写が多くて楽しかった。
勿論、本編のエンディングに繋がるであろうアルフェンとシオンの将来のクエストも最高でしたね。あれを見るためだけに遊ぶ価値はある!
シオンの日記、アホすぎてめっちゃ面白い。
サブキャラクターの描写が丁寧なクエスト仕様
クエスト回りもとても豪華な仕様だったかと!とにかくメインキャラクター以外の様々なキャラクターの「その後」にスポットを当てた色々なクエストが用意されています。
個人的には物語序盤から登場するドクが、色々なクエストに登場する美味しいポジションになっているのも好きだし、美食家のおじさんことグルデノが何回も登場してくるのもすごい印象に残りました。
本編遊んだの2年前だけど、意外とキャラクター覚えてるもんだなあ。
その他、本編でちょっとだけ登場したキャラクターが、今の世界の中でどう生きていくのか、というのを色々な角度から描いており、クリアするたびにほかの街の人々の会話内容が更新されるなど、限定的なDLCだからこそ、すごい丁寧な仕様になっているのも良かったなと。
ストーリーの部分をクエスト内で補完されている描写も多かったので、本作を購入した方は是非クエストも全て遊び尽くすことをおススメします!
本編のテーマを補完し、正当に完結させたストーリー
ストーリーに関しては、やや評価が分かれているという話しだったので、どんな感じなのかなあと思って遊んでいたんですが、個人的にはとても良かったなと。
内容自体は良くも悪くもご都合的すぎないというか、綺麗に終わってないなって感じる描写が目立っています。アライズ、本編のエンディングは綺麗に終わっているようにめいて、実は民同士の根本的な亀裂が解決されたわけではなかったりと、課題が残ってはいたんですよね。
そういう残されていた部分を敢えて汚く描いているので、プレイヤーとしては「せっかく平和になったはずなのに…」って思ってしまう所もありました。
でも、最後までストーリーを遊んだ時に、本作のストーリーで何を伝えたいのか?というのは凄い良く伝わってきましたし、ラスボスが身に着けたものと、アルフェンが本編冒頭で付けていた物の対比とか、
本編のラスト以上に物語の終着点として綺麗に感じられたので、すっごい惹きこまれたしテンションが上がりました。何よりラストの演出よ!あんなの燃えるにきまってるじゃん!
後は新キャラクターのナザミルも良かった!設定、背景からのストーリー内での行動は納得できるものだったし、このストーリーには欠かせない存在でした。なんか、アルフェンとシオンの娘のようなポジションにも見えて微笑ましかったです。
世界のその後の細かい描写が良き
後は細かい所ですが、世界の描写がちゃんと本編後の仕様になっているのも好き。
空の景観が一番わかりやすい変化ですが、それだけではなく、例えばガナスハロスでは城を視界から外すための天幕が貼られていたりだとか、細かいですよね。ちゃんと世界観に併せた設定が練られているので見ていて面白かったです。
本編同様、景観に力が入った魅せポイントはいくつも健在なので、DLCから追加されたフォトモードを使用して、写真を撮りまくってみるのも味があってよい!
なお、PS5はXにスクショが直接貼れなくなってしまった模様...。
気になった点
相変わらず敵が固すぎる
これは本編と同等の仕様だと思うので仕方ないのかもしれませんが、敵が固いです。特に後半に行けば行くほど。
本編ほど、CP管理に困ることもなく、簡単にレベルも上がるので苦戦することもあまりなかったんですが、単純にアクションRPGであの硬さは疲れるんだよな…。
アライズの戦闘システム、パズル的に各キャラクターが強みを持っているのは結構好きなんですけど、後半の大型が出てくれば出てくるほど、それが消えてゴチャゴチャするのあんまり好きじゃなかったなあって、ちょっと思い出してしまいました。
遊びとしての拡張性はない
本作、追加編なのでまあしょうがないのかもしれませんが、システム的には完全に本編ベースで、新要素などは一切ありませんでした。
DLCなので普通、と言えばそうなのですが、例えばゼノブレイドシリーズの追加コンテンツとかと比較すると、ちょっと物足りないといえばそうかも。。あっちは戦闘システムの部分から変更入れてたりしますからね。
まあ、出してくれただけでうれしいのであまり贅沢なことは言いたくはありませんが、何かしら戦闘システムに拡張があったりすると、より良かったかなーとは思いました。
まとめ
以上、感想まとめでした!
DLCということで、遊びとしては本編と変わらないため、そこまで多く書くことはありませんでしたが、
個人的にはアライズのその後の世界をしっかりと見ることが出来て大満足!ストーリーも気持ちよい終わり方だったので、ちゃんとこのDLCを含めてしっかりアライズを完結させたなと。
これでアライズとしてはおそらく最後だと思うので、少し寂しさは残りますが、本作で培ったノウハウを生かして、また新しいテイルズシリーズを遊んでみたい所です!この作りで行けば、絶対面白くなるはずなので、期待大ですね♪。